江戸川区議会 > 2020-10-13 >
令和2年10月 総務委員会-10月13日-08号

  • "松岡永祐"(/)
ツイート シェア
  1. 江戸川区議会 2020-10-13
    令和2年10月 総務委員会-10月13日-08号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和2年10月 総務委員会-10月13日-08号令和2年10月 総務委員会 令和2年10月 総務委員会会議録 ●日時 令和2年10月13日(火) ●開会 午前10時00分  休憩 午前11時20分  再開 午前11時30分 ●閉会 午後1時20分 ●場所 第1委員会室出席委員(9人)   高木秀隆  委員長   川瀬泰徳  副委員長   本西光枝  委員   栗原佑卓  委員   中津川将照 委員   大西洋平  委員   瀨端 勇  委員   中道 貴  委員   竹内 進  委員
    欠席委員(0人) ●執行部   斉藤 猛  区長   山本敏彦  副区長   新村義彦  副区長   千葉 孝  教育長     外、関係部課長 ●事務局   事務局長  岡村昭雄   事務局次長 田島弘明   議事係長  三上欽司   書記    野村一貴 ●案件  1 議案審査      第84号~第91号…可決(全会一致)      第92号…可決(6:2)    第84号:令和2年度江戸川区一般会計補正予算(第5号)    第85号:令和2年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)    第86号:令和2年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第2号)    第87号:令和2年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)    第88号:住居表示の実施に伴う関係条例の整理等に関する条例    第89号:江戸川区すくすくスクール事業条例の一部を改正する条例    第90号:仮称江戸川松島地区区民施設新築工事請負契約    第91号:仮称江戸川松島地区区民施設新築に伴う機械設備工事請負契約    第92号:上篠崎一丁目北部土地区画整理事業造成工事請負契約                      (午前10時00分 開会) ○高木秀隆 委員長 ただいまから、総務委員会を開会いたします。  署名委員に、本西委員、大西委員、お願いいたします。  はじめに、委員会を開催するに当たりまして、新型コロナウイルス感染症対策のため、引き続きマスクの着用をお願いいたします。  また、換気のため窓を開けていただいておりますので、ご了承願います。  はじめに、審査日程についてお諮りいたします。  既にご案内のとおり、本定例会中の総務委員会は本日と明日、14日の水曜日の2日間です。  本日は本定例会で当委員会に付託された議案の審査を行い、陳情及び発議案の審査、並びに所管事務調査については、明日行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、委員外議員の発言についてですが、お手元に配付した資料のとおり滝沢議員から発言の申出がありました。  なお、議会運営委員会申合せにより、本会議で質疑した案件について、同一議員は委員外議員の発言を行わないこととなっております。  債務負担行為補正共生社会実現構想推進事業委託について」の申出は、既に本会議において質疑した案件と同一であるため、委員外議員発言はできません。  本案件を除く事項について委員外議員発言を許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、委員外議員の発言を許可することといたします。  発言の方法については、机上に配付してあります資料1のとおりですので、よろしくお願いいたします。委員外議員として発言する滝沢議員は、そのようにお願いいたします。  次に、本日の進め方ですが、第84号議案より順次審査を進めていきたいと思いますが、第84号議案、令和2年度江戸川区一般会計補正予算(第5号)については、予算書・同説明書に従い、歳入は款、歳出は項で審査を行い、第85号から第87号の各特別会計補正予算については、歳入歳出とも款で審査を行いたいと思います。  なお、第84号から第87号の各議案については関連する議案ですので、第87号の議案の審査が終了した後に、順次お諮りしたいと思いますが、よろしいでしょうか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、そのようにいたします。  さらに、お諮りいたします。  第90号と第91号の各議案については、いずれも仮称江戸川松島地区区民施設の新築についての議案でありますので、一括して審査を行いたいと思いますが、このとおり進めてよろしいでしょうか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、そのようにいたします。  なお、執行部の答弁に当たっては、卓上マイクを配置してある3列目までは、着席のままで結構です。質疑及び答弁は明瞭で簡潔に行うようお願いいたします。  また、携帯電話スマートフォン、パソコン、タブレット端末などの電源をお切りいただき、使用することのないようにお願いいたします。録音についてもできませんので、よろしくお願いいたします。  また、飲物の持込みですが、中身は水かお茶で、容器はペットボトルまたはマイボトルとなりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、これより審査に入ります。  はじめに、第84号議案、令和2年度江戸川区一般会計補正予算(第5号)ですが、予算書・同説明書の1ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正ですが、第1表、歳入歳出予算補正は2ページから4ページにあります。  それでは、38ページをお開き願います。  歳入第13款国庫支出金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第14款都支出金。 ◆瀨端勇 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  この歳入の都支出金のところで、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金ということで4億8,800万ですか、という歳入予算が計上されているわけですけども、これは国の第1次補正予算と第2次もあったと思いますけど、この補正予算で、地方創生臨時交付金ですか、こういうものが交付されてると思うんですけども、今回は国の第1次補正のものかなと思うんですけど、これを都を通じて区に交付されるということの理解でよろしいのか、今後第2次補正の交付金の見通しといいますか、その時期とか、それからその交付金の基準といいますか、そういうものが分かったら教えていただければと思います。 ◎岡部長年 財政課長 おはようございます。  答えさせていただきます。  まず一点目、国の施策である地方創生臨時交付金、これが都を経由してということについては、そのとおりでございます。  それから1次交付金・2次交付金等の状況ですけども、今回1次交付金ということで、今回補正させていただきます4億8,800万余ということになります。今後、これについては第2次といたしまして、9月末までに実施計画を提出した上で、11月頃交付の予定のものがございます。これにつきましては既に上限額が示されておりまして、本区におきましては17億7,000万余ということであります。  それから、交付の基準でございますけども、第1次補正分、それから第2次補正分とそれぞれの区分により違いがございますけども、人口の分布割合ですとか、あるいは財政力、それから新型コロナウイルスの感染症の感染の状況等に応じまして、それぞれ係数等を掛け合わせた上で算出しているという内容でございます。 ◆瀨端勇 委員 ちょっと理解が違ったかもしれない。1次補正で今回4億8,800万ということで、1次、2次の合わせた上限が17.7億円というそういう理解でよろしいんでしょうか。22億とちょっと記憶したんですけど、違うのかな。 ◎岡部長年 財政課長 1次分につきましては4億8,800万余、それから2次分について17億7,000万余ということで、これらを合わせまして22億6,000万余ということになります。 ◆瀨端勇 委員 失礼しました。分かりました。  それで、このやっぱり新型コロナ対応について、私どもも区議会で代表質問という形でお聞きしまして、そうしたところ、そのコロナ禍でのこの今回の補正でも大分イベントの中止などによる減額補正が大分ありましたけど、それが大体全体で区長のご答弁で約3億円ぐらい浮くと。  ただ、今後予定している経費がゆうに10億円は超えるというようなお話で、私どもも今心配されているこの医療崩壊ですね、医療機関のいろいろな逼迫してる状況、これを食い止めるために医師会への支援も含めて、区長の答弁では必要だというふうに答えられたと思うんですけれども、そのほかは大体10億円を超える経費が必要というふうに見込まれてる、その経費の内容というのは分かったら、概略を教えていただければと思います。 ◎岡部長年 財政課長 10億、これから見込まれる10億ということで申し上げますと、今お話のありました医師会等への支援ということと、あとPCR検査の拡大、それから中小企業融資等ですね、これは3月末まで延長するというようなものをまとめまして、10億円余ということになります。 ◆瀨端勇 委員 分かりました。  それで、新型コロナ感染症対応地方創生臨時交付金ということなんですけれども、この交付金の使途、使い道ですね、これまでのお話ではたしか今までこの先行して支出して来られたいろいろな検査とか、助成とか、そういうこれまでの対応をしてきたものについて、その支出に戻す、ちょっと理解が違うか分からないんですけども、ちょっとそういうふうに聞いた記憶があるんですけども。  ただ、そういうコロナ対策で1次、2次の国の補正で下りてくる地方臨時交付金を、例えば今まで使ったものについて戻すとしても、その戻った財源を活用して、今の局面でいろいろと求められている、さっきPCR検査の拡充もお話ありましたけども、その拡充は当然広げていかれるのかなと思うんですけれども、あとはやっぱりこの区独自の給付金といいますか、ひとり親とかいろいろな新生児とか、そういう給付金の要望も今回の議会では決算の議会ではありましたけども、るる各会派からそういった要望が出されてきたかと思うんですけども、そういうことについて支援されていくというようなお考えはないかどうか、ちょっと尋ねしたいと思います。 ◎岡部長年 財政課長 今、委員さんもおっしゃられていたとおり、既に今回地方創生臨時交付金について22億余ということで、既に実施している事業につきましても22億円をゆうに超えてると。さらに今後も10億円を超えてるという中で、その財源がかなり不足してるというのは、確かなことであります。  我々の区といたしましては、区民生活を守るために一つは国や都の支援の届かないところに対して、独自の支援策をしていくといったところですとか、あるいは区内産業、区内経済の活性化ですとか、区民の医療を守るとか、そういうことを主眼において施策に財源を充ててきてるというところでございますので、そういったこと引き続き考慮しながら進めていきたいというふうに思ってございます。 ◆瀨端勇 委員 昨日の決算委員会でも述べたことなんですけども、やっぱり今回も去年の執行状況を審査する決算の認定審査だったわけですけれども、それにもかかわらず多くの会派から区独自の給付金などを求める要望が出された、示されたと思います。これはやっぱり区長と区議会という地方政治は二元代表制ということも言われて、ずっと進められてきてるわけですけれども、区長ともう一方のこの区政の柱である議会のほとんどの会派から、そういった要望が出されてきていると。それはやっぱり区民の今コロナ禍におけるこの特にいろいろと困難な立場に置かれている方々からの要望です。ひとり親の方々とか新生児が生まれたお持ちの親御さんとか、そういう方々はやはり切実にそういう要望があるので、議員の多くの方々がそういう声をお聞きになって、私どもも含めて要望されているのではないかというふうに思うんですけれども、そういったちょっと難しい判断をいろいろと今後の財政運営上、難しい判断があるかなと思いますけども、各区がやっぱりそれぞれの判断でそういった区政の信頼を高めるために努力をされているということなんですけれども、そういう点で私はやっぱりぜひ判断を進めていただきたいなという思いや願いがあるわけなんですけれども、ちょっと失礼かもしれないけど、区長はどういうふうにお考えか、この決算の委員会などを通じて感じられているところがあるかどうか、伺えればと思います。 ◎斉藤猛 区長 今お話をいただいたんですけれども、私どもも議員さんからのこの提言といいますか、いろいろな形で言ってくださることは、大変重く受け止めております。今回のコロナ禍における様々な施策についてもそうでございます。  例えば、給食費を1学期間無料にするというのは、大西委員からも竹内委員からも、そして瀨端委員からお話があった、それを実現をしたということでございます。  ただ、全てのご要望が叶えられるかというと、それは当然財源あってのことになりますから、できるもの、できないものというのは出てくるわけでございます。これはもう一般の家庭と同じで歳入に合わせて、収入に合わせて歳出を決めなきゃいけない。これは別にどこの自治体でも同じ考え方じゃないかと思ってます。  ですので、こういったのこの限られた中で何を実現するかというのは、これからも議員の皆様のお声を聞きながら、適切に判断をしていきたいというふうに思っております。 ◆瀨端勇 委員 分かりました。  やっぱり困っている区民の声というのは、いろいろな形で区長にも届けられてるのかなというふうに思いますけれども、適切に判断されるということですので、ぜひ今後検討を深めて実施・実現を図っていただければという要望です。 ○高木秀隆 委員長 次に、第16款寄付金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第17款繰入金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に第18款繰越金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第19款諸収入。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。52ページをお開き願います。  第2款経営企画費、第1項経営企画費より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第3款新庁舎・大型施設建設推進費、第1項新庁舎・大型施設建設推進費。 ◆竹内進 委員 おはようございます。
     ここではその大型施設の計画推進費の中で、公共施設の括弧書きで書いてありますけども、スポーツ施設等需要調査等委託料の979万円が計上されておりますけれども、今定例会でも区長のほうから招集の挨拶の中で、このことについて触れられておりましたけれども、まずはこの今回の委託費の趣旨というか目的、これをちょっと教えていただければと思います。 ◎多賀美代 施設計画課長 ただいまお尋ねのこちらの委託の趣旨・目的でございます。  招集挨拶の中でも区長のほうが話しておりましたが、老朽化が進む公共施設の再編整備をする、検討していくに当たりまして、今後の整備方針の根拠とするために、区内のまずはスポーツ施設等に関する調査を行っていくということで考えております。  また、その調査結果をもとにこれまで話がいろいろとされております、東部地区の旧江戸川沿川のスポーツ拠点、こちらについても構想及び施設計画のほうをつくっていきたいと考えております。 ◆竹内進 委員 当然、総合体育館の老朽化だとか、今の課長ご答弁いただきましたけれども、スポーツランド隣接地の東篠崎一丁目の都有地の今後のそのスポーツ拠点としての在り方だとか、あと当然その周辺のことも含めますと、くつろぎの家のその後のその様々な使い方のことも含めてということでございます。  招集の挨拶の中でも区長ご答弁、挨拶の中でも入ってましたけれども、この調査の中でその近隣の様々な自治体といいますか、これも含めた調査をということでございますよね。  私の知ってる方が、実は小岩に住んでるんですけども、お孫さんが二人いらっしゃって、お孫さんどういうところへ連れていくのと言ったら、墨田区の清掃工場がある隣のプール施設、あそこは流れるプールがあって、小さい子どもたちを連れていくのにちょうどいいんだよと、そういったお話も聞いて、確かにその近隣のその各自治体がやってるようなスポーツ施設の在り方、それを含めた調査をしていただいて、例えば隣の浦安にも大きなプール等もあったり、あと例えばそのこれから都県橋ができた暁には、市川のほうの部分のほうも行きやすくなったりするということもありますので、その辺の近隣市、近隣自治体のことも含めて、ちょっともう一回概要を含めてお願いできますか。 ◎多賀美代 施設計画課長 今回の委託の概要ですけれども、まずは区内のスポーツ施設、現状の利用実態と、あとはこれからどんなふうに区民のスポーツのニーズ、需要調査をしていきながら、どんな需要があるかといったところを、また民間のスポーツ施設等も含めながら調査をしていきたいと思っております。  また、今委員お話のありました近隣自治体スポーツ施設、こちらについても区民がどこの場所でスポーツを実際にしているとか、そういった実態も調べながら、また、江戸川区とその周辺区と役割も考えながら進めていきたいと考えております。 ◆竹内進 委員 非常に大事な視点だと思いますので、そういうことも含めた調査をお願いしたいということと、あとは我が会派もずっと主張させていただいてましたけれども、その障害者スポーツの在り方という部分、施設も含めた、そういったこともできれば、障害者のスポーツの視点を取り入れたような委託を、もしできればお願いをしたいなと。本当のこれから江戸川区にふさわしいスポーツの施設の在り方という、非常に大事なことだと思いますので、その辺を加味した委託をぜひお願いをしたいと思います。要望です。 ◆瀨端勇 委員 すみません。私もちょっと簡単に、今、竹内委員から質問ありまして大体分かったんですけど、調査のたしか全区的に調査をされるというふうに伺ったんですけど、大体何人ぐらいの方を対象にその規模で、どんな方法で調整をされるのかなと。アンケートだと思いますけども、そのことと。それから、これの調査と今後の今お話がありましたけど、東部地区スポーツ拠点とか、いわゆる今後ちょっと先ですけど、本庁舎跡地の構想とか、そういうこととの関わりがあるのかどうか。その辺ちょっと伺いたいと思います。 ◎多賀美代 施設計画課長 今回の調査でございますが、全区を対象にということで考えております。これからプロポーザル方式による業務選定をしていきますので、その中でどういった抽出がして、この根拠となるような方法があるかということも提案をいただきながら、広く調査をしていきたいと考えております。  またこの後、今回スポーツ施設ということになりますが、この後、公共施設いろいろと調べていきながらということになりますので、こちらのスポーツ施設の調査方法、またこの考え方を基に今後も進めていきたいと考えております。 ◆瀨端勇 委員 分かりました。  ちょっとさっきもお話が出た老朽化しているその総合体育館とか、その辺の建て替えとかどうするかというようなことも懸案事項の一つにあるのかなと思うんですけれども、地元の方々から伺うとやはり地域にプールのあるこうした施設を、現地で継続して維持してほしいというような要望も強いようですけど、そういう要望についての見通しというか、どういうふうに考えてらっしゃるか、そのことをちょっとお尋ねしたいと思います。 ◎多賀美代 施設計画課長 様々ご要望はあるかと思いますが、区としてスポーツ施設どのような規模、どのような場所、どのような数、そういったこともしっかりと調査をしていきながら考えていきたいと思っております。 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。  それでは、次にいきます。  次に、第4款危機管理費、第1項防災危機管理費。 ◆栗原佑卓 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  ここでは地域防災関係費簡易トイレ購入費についてお伺いをさせていただきたいと思います。  これは補正予算で1,500万円余りついておりますけれども、各小中学校にこの袋型の簡易トイレを配備するものだというふうに思いますけれども、この避難所の各小中学校に現在配備されている、現状の簡易トイレの枚数ということと、今回の補正で購入した簡易トイレの枚数について、まずお聞かせください。 ◎山田康友 地域防災課長 大地震の際の避難所では、マンホールトイレと今回購入します袋型簡易トイレでの対応を考えているところでございます。  これまで各避難所にマンホールトイレを5つと袋型の簡易トイレを1,000枚ずつ備蓄してきました。昨年度から5年間の配備計画で、袋型簡易トイレを追加で2,600枚ずつ配備をしているところでございましたが、災害がいつ発生してもおかしくない状況がございますので、前倒しをしまして今年度中に配備するため計上させていただきました。 ◆栗原佑卓 委員 これまでその小中学校に袋型の簡易トイレは1,000枚、マンホールトイレは5個ほどということでございましたけれども、今回の2,600枚が追加されたということは、合計で3,600枚になったというふうに理解をいたしました。  また、内閣府のほうでこの避難所におけるトイレの確保・管理ガイドラインというのが公表されておりまして、それによりますと災害発生当初というのは、避難者約50人当たりで1器を必要とする設置をするですとか、その後、避難がさらに長期化してしまう場合には、20人当たり約1器を設置をするなどが望ましいというふうに記載されております。  そうしたことを考えたときに、今回も合計3,600枚ということですけれども、この江戸川区、本区がこの簡易トイレ3,600枚設置したと、そういった考えられた基準というのは、これに沿ったものなのか、または独自に何か考えられたんでしょうか。その設置の基準についてお伺いしたいと思います。 ◎山田康友 地域防災課長 区では、大地震の際に自己備蓄を持ち出すことができない被災者の方を、約13万人と想定をしております。トイレの使用回数は1人1日5回と見ておりまして、合計約65万回分を、これをマンホールトイレ袋型簡易トイレを使用することで対応していきたいというふうに考えております。そこから各避難所ごと簡易トイレの必要数を合計3,600枚と計算しているところでございます。 ◆栗原佑卓 委員 昨年は10月12日に関東に台風19号が上陸して、多くの方々が避難所に避難をされたというわけですけれども、このトイレの問題というのもまた今後災害が発生しますと、今後非常に大きな課題になってくるかというふうに思いますので、まず引き続きのお取組みを要望して、質問を終わりたいと思います。 ◆中道貴 委員 よろしくお願いいたします。  私もこの項では、購入費について3点お聞きをしたいと思っていたんですが、今、1点はもう既に今の委員の質疑の中で、簡易トイレの購入費がご説明がありましたので、それを除くまずは非常用蓄電池の購入費です。  非常用蓄電池というのは、元年度の予算の中でも相当購入をされた実績がおありですけども、この今年度この補正の中で改めてまた追加になっていますが、その蓄電池の配備の目的、それから蓄電池の性能、それから全体の配備計画、こういった辺りをまず教えてください。 ◎本多吉成 防災危機管理課長 まず既に購入させていただいた部分に関しましては、6月末までは完了しておりますが、まず避難所です。106校の避難所に1台ずつ配備しております。さらに葛西小・中学校については、もう1台追加いたしまして、そこだけ2機を配備して107台避難所用として配備をしております。  さらに災害対策本部も必要ということで、2台買わせていただいて、合計109台、当初6月末までに配備を完了させていただいております。  今回補正で上げさせていただいたものは、8台買わせていただくんですが、一つは本庁の5階を前回全庁LANを引かせていただいて、災害対策として使えるようにというところで、そちらでも電源が必要ということから、本庁の5階に3台ほど追加をさせていただく。  さらには地震の際、本庁舎が駄目になったときのバックアップ施設として、中央図書館を例の対応を考えております。そこに2台ほど配備させていただく。  続いて、水害時のバックアップとして、臨海町のコミュニティ会館を考えておりまして、そこに3台ほど配置するということで、今回出させていただいたのがその8台分を計上をさせていただいたというところでございます。 ◆中道貴 委員 すみません、性能についてはどうでしょうか。例えばバックアップ施設として図書館に2台という話が、今ありましたけども、この図書館に配備する2台はどのような性能があるんでしょう。 ◎本多吉成 防災危機管理課長 性能としましては、出力3,000ワット、電池容量が2,900強ということで、おおむねコンピューター20台、スマホ10台、テレビ1台程度を予定をしております。これはさらにソーラーでの充電も可能となってますので、使いながら充電していくということで、使い切りということではなくて、それを節約しながら、回しながら使っていくという想定でございます。  図書館につきましては、そのLANの電源ということで、2階のほうに一台これを配備させていただいて、LAN等の電源というのと、あとそのほかの本部の機能としてのコンピューターを使うような電源、それから明かりを取るというところでの電源として考えております。 ◆中道貴 委員 庁舎の機能をしっかりと維持をする。何があってもその区民の命を守るための本庁舎、災対本部の機能をしっかりと維持をするということが目的だろうと思います。  以前の本会議だったと思うんですが、以前の医療機関、病院とかそれから介護施設など、そういった施設においても、緊急時の蓄電池というものがやっぱり必要ではないのかということも、以前をお尋ねをしたことがあるんですが、こちらについても行政機関ではありませんけれども、そういったところへのバックアップも今既に進めていただいているとは思うんですが、この蓄電池の機能、大変効果の高いものだと思いますので、また今おっしゃったソーラーパネルも付いているということで、使いながら充電できるという大変優れた機能だと思いますので、こういった各方面においてのバックアップも随時検討を進めていただきたいと思います。  それから次に、ターポリン担架。この新型コロナウイルス感染症対策関係経費としてこの担架が出ておりますが、これは一体どういうもので、またどんな目的で、どれほど購入をされていらっしゃるのか、その計画についても教えてください。 ◎山田康友 地域防災課長 このターポリン担架ですが、水害時、地震時ともに各避難所で使用することを想定しております。この担架ですが、この素材がターポリンといいまして、横断幕等で使われております防水性が高い素材でございます。そのためアルコール消毒が可能でして、何度でも使うことができますので、感染症対策として有効と考えております。  数につきましては、小中学校と避難所106か所に配備する予定でございます。 ◆中道貴 委員 要するに、なんでコロナ対策感染症対策なのかなという、素朴な疑問があったんですけども、何度も洗ってきれいに使えると。使い回しができるということですよね。これもアメリカの同時多発事件のときに、ビルが本当にもう悲惨な状況の中で爆発して崩れ落ちたときに、その階段昇降機というんでしょうかね、1人でお手伝いができて、ずっと階段をおりることができる。そういった機能を持った、これも担架というのか、名前ちょっとよく分かりませんけども、これを私、以前提案させていただいたことがあったと思うんですけど、しかし、このターポリン担架であれば、折り畳みもできて、階段とか狭いところとか、踊り場もそうですね、そういったところが自由自在に。人手がどうしてもかかるようですけれども、自由自在に運べるという機能が大変持ち味だろうと思いますので、人がいないと1人ではとてもこれは動けないと思いますので、その辺のところをまたこれからも研究課題として、ご検討いただければなと思います。 ○高木秀隆 委員長 次に、第5款総務費、第1項総務管理費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第6款都市開発費、第2項住宅費。 ◆中道貴 委員 ここでは、耐震コンサルタント派遣業務委託料というのがありますが、これについてはちょっと元年度、あるいは平成30年度からでしたかね、経過があると思うんですが、この派遣業務委託料のこれまでの経過、開始時期からスタートしてどのような経過で今に至ってるのか。また、派遣の件数とか内容、これについても教えてください。 ◎田島勉 住宅課長 耐震コンサルタント派遣ですが、平成8年度から開始をしてるところでございます。平成7年の阪神淡路大震災後に派遣をするということで決定した事業でございます。  その後、耐震化の事業については、設計、あるいは耐震の診断並びに設計さらに工事、さらに平成30年度から除却についても対象としての事業を拡充しているところでございます。  コンサルタント派遣につきましては、昨年度の実績は307件でございます。昨年度の事業については307件ということでございます。例年その新規の拡充に伴って徐々に上昇しているということでございます。 ◆中道貴 委員 長い間の歴史を持った事業だと思いますが、今後のことですけども、この特に老朽空き家の除却、除去、老朽空き家の除去については、おおよそどれほどの数を目標としてらっしゃるんでしょうか。そちらのほうも教えてください。 ◎田島勉 住宅課長 この除却については、昨年度のコンサルタント派遣ベースで申し上げると、300件のうち、おおむね100件がこの除却工事に伴うコンサルタント派遣を行ったものでございます。  ただ、コンサルタント派遣をしたものが、そのまま除却後にということで、例えば年度またぎということもございますので、そのうちの100件に近いものが実績としてあるという状況でございます。 ◆中道貴 委員 決算の審査のときにも、この空き家の問題については取り上げさせていただいたんですが、やはり耐震化率をさらに高めてまちの安全性を向上させるためにも、この空き家の除去というのは大変重要な話でありますので、今後も粘り強く続けて、交渉事でございますので、なかなかそう簡単には進まない面もたくさんあると思いますけれども、粘り強く続けていただきたいと思います。 ○高木秀隆 委員長 次に、第7款環境費、第1項環境整備費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第2項清掃事業費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第8款文化共育費、第1項社会教育費。 ◆竹内進 委員 ここでは塩沢江戸川荘の整備費ということで、5,500万余の設計委託料が計上されておりますけれども、ちょっと何点か質問をさせていただきます。  設計委託ということで、今後のその建設に向けたこれで設計が決まって、スケジュールというのはどのようになっているんですか。 ◎藺草光一 文化課長 今回の設計委託費が議会でご承認をいただけましたら、速やかに設計を始めるという段取りを考えております。この設計ができましたら、その設計をもとに工事費を予算計上いたしまして、こちらも議会で承認をいただき、次にこの工事契約の議会承認もいただきまして、着工となる予定で考えております。 ◆竹内進 委員 これで大体ですけども、そうすると完成というのは、大体いつ、どのくらいの頃になるんですか。 ◎藺草光一 文化課長 令和5年度中の開設を目指して進めてまいるところでございます。 ◆竹内進 委員 8月5日に塩沢江戸川荘のある南魚沼市との友好都市盟約が締結されて、議会からも議長、副議長がWeb会議でしたけど、Webによるシステムではありましたけれども、締結をされて、その今度26日には災害時におけるその避難場所の確保ですとか、救援物資の調達だとか、それに関する災害時の協力協定の締結をされて、本当にいよいよこの南魚沼市との様々にわたる交流が進んでいくと思われます。  やっぱりこの温泉施設を通じて、その当然、南魚沼市の市民の皆さん方もお使いになっていただけるような、当然施設になってくると思いますし、やっぱり江戸川区民も温泉施設に行って入ろうというような、当然そういった機運も盛り上がってくる中で、これが一つのやっぱりシンボルに、この施設がシンボルに当然なってくると思いますので、そういう意味を含めてしっかり設計をお願いしたいということと、あともう一つはやっぱり障害者の方々も多くご利用なされると思いますので、そういった障害者の方々が本当に使いやすいような、利用しやすいしやすいような設計を、ぜひお願いをしたいということを要望させていただいて終わります。 ◆栗原佑卓 委員 私からも一言、意見を申し上げさせていただきたいと思いますが、ただいまの竹内委員とのやり取りの中で、今後の温泉のスケジュール感等々を理解させていただきました。温泉の設計につきましては、私たちの会派の島村議員の提案で、このような形でいよいよ塩沢江戸川荘で温泉を引くということで、私たちの会派も大変感慨深く思っているところでございます。引き続きのお取組み、今のやり取りで理解させていただきましたけれども、期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。一言意見でございます。 ◆中津川将照 委員 私からもこの社会教育費の中で塩沢江戸川荘温浴施設の整備、設計委託料委託費について質問させていただきたいと思います。  ただいまの質問の中で、この令和5年度中の開設を目指して、これまでにも多分地盤であるとか地質というような調査もどんどん進んでいって、今回の補正で設計費ということで計上をされております。ただいまの説明で計画、概要については分かりました。  この設計料、設計委託料、ここについて質問させていただきたいんですけれども、今回5,500万ということで、この設計料についてはこの設計作業の対価ということでもあるとは思うんですけれども、この明確な何か基準とか設計に当たっての算出方法というものはあるんでしょうか。 ◎梅原貴之 施設課長 設計委託費についてですけれども、私ども施設課のほうでは委託の設計基準というのを持ってます。これに基づいて算出するんですけども、まずは規模ですとか、建物の使用用途、今回であれば温浴施設ということで、あと延べ面積、大体、今1,200平米ほど想定しております。  それとあと階高、今回、地上2階建て相当ということで考えておりますけども、そういうものと、あと温浴施設を新しくつくるにあたっては、既存の施設の改造とかというところも考えていかなければいけませんので、そういう工事内容を含めて委託費を算出していると。  それとあとは、パースだとか模型、そういう作成費も加算しながら、設計委託費を算出しているということです。 ◆中津川将照 委員 これは大体多分あらかじめ今の説明の中で言われた様々な工法であるとか、その施工に関する額というものは、いろいろ応じて異なることでもあると思いますし、その両立というのもその委託されたところの会社によっても異なることかとは思うんですけども、一般的にハウスメーカーであるとか工務店さんというと、3%前後の委託料、設計費というように私も聞いたことがあるんですけれども、今回5,500万円の設計契約ということで、仮に3%だとすると約20億円ぐらいの建設費というものが想定されるんですけれども、そこのパーセンテージとか総予算というものは、何かお示しできますでしょうか。今の大体の概要で結構です。 ◎藺草光一 文化課長 総事業費につきましては、今回の工事委託費をもとに算定をしてまいりますので、現時点ではまだ総事業費が幾らになるかというところは未定でございます。 ◆中津川将照 委員 大体このあらかじめやっぱり総予算というものを示して、そして設計もその枠内でやっていくというものも、可能であればやはり幅広く比較検討されることもできますし、やはり総予算がどんどん上積みされていくということも減るのかなと。  今回、このタイミングで、タイミングというのも、このコロナ禍でありますけれども、5,500万円、この必要性、しっかりとした整合性というものは取れているのかなというものはありますけれども、先ほどパーセンテージを私も申し上げましたけれども、5,500万の設計委託ということで、大体その設計料のパーセンテージというものは、何も考えずにこのように算出しているということなんでしょうか。結構大きな額なので。 ◎梅原貴之 施設課長 今、委員のほうから大体3%ぐらいが設計の金額じゃないかというお話をいただきましたけども、大体10%前後というところで想定しているところでございます。大体、建物のその用途の難易度とかでパーセンテージというのは変わってきてしまうと思いますので、今回は一般的には10%前後かなというふうに思っております。 ◆中津川将照 委員 一般的な10%というと、ちょっと高いように思うんですけれども、以前の本会議の中でも区長から温泉についての幾つかのその取得方法であったりとか、場所をどこに作っていくのかということもまたそうですし、そういったことも工法の中に入れれば、やはりその設計料というものは高くなる、必然と高くなるのかなと思うんですけれども、ちょっと10%というのは高いのかなというイメージです。  今回、これはもうコロナ禍の前に計画されていた整備内容でございますし、塩沢江戸川荘のより魅力的な温泉施設にするためにもこういった温浴施設の新たな温泉というようなことで、さらにいい施設というものを期待するところでもあるんですけれども、ぜひそういったことも勘案していただいて、設計費というものを、設計委託というものを考えていっていただきたいなということが要望としてお願いいたします。  ということで、あとは計画等については分かりましたので、結構です。 ◆瀨端勇 委員 私もちょっと、今、中津川委員がご質問されましたけれど、5,500万円の設計委託料というのは、ちょっと意外というか、高いなという感覚は持ちました。  これちょっと本当に不勉強で申し訳ないんですけど、今、塩沢江戸川荘の温浴施設、これどういう状況になっているか。それから、温泉のお湯を運ぶというふうにちょっと事前のご説明で伺った気がするんですけども、どういうような温泉になるのか。総事業費についてはちょっとこれからだというようなことなんですけど、10%としても5億から6億ですか。そういうふうに理解してよろしいのかどうか、ちょっとその辺の細かいことかもしれませんけど、どういうふうに温泉施設というのはなっていくのか、教えていただきたいと思います。 ◎藺草光一 文化課長 温浴施設の今の状況でございますけれども、このたび今年度の当初予算で地盤調査費をお認めいただきまして、今年度、既に地盤調査を実施したところでございます。塩沢江戸川荘の東側に駐車場がございますけれども、こちらに建設が可能だというところで、今回そこに建設をするという設計委託費を計上したというところでございます。  そして温泉につきましては、源泉掘削、宅配、または近隣にはないので引湯ということで考えた上で、一番現実性の高い宅配での温泉ということを考えているところでございます。  温泉の種類はこれからそちらの宅配の温泉業者と調整をして決定していきたいと考えているところでございます。  建設費につきましては、繰り返しになりますけれども、今回の設計委託を受けて工事費・工事内容を積算してまいって、工事事業費となるものですから、現時点では未定ということでございます。 ◆瀨端勇 委員 私たちもやっぱり区民の大事な保養施設といいますか、そういう施設の江戸川塩沢荘の温泉の建設といいますか、それを要望されている方もいらっしゃるでしょうし、それから反対ではないんですけども、やっぱり問題はちょっとコロナ禍の前からの計画ということかも分からないんだけども、ちょっと今のかという、区民感覚というか区民目線というか、そういう点からすると、なかなか難しいところもあるかも分からないですけれども、やっぱり税金の使い道の優先順位というか、そういう点としてどうなのかなという私たちの会派の議員の中からもそういう意見が、声がありました。やはりコロナ禍で先ほども言いましたけど、最も困難な生活にある区民に寄り添う姿勢といいますか、これもそうだといえばそうかも分からないけども、やっぱりちょっと優先順位としてどうかなというところの意見があるということを申し上げて終わります。 ◆本西光枝 委員 温浴施設をつくるということには反対ではないんですけども、既にリーマンショック以上の影響が出ることが見込まれています。来年度予算についてそろそろ考えていく頃かなと思うんですけど、工事費については未定ということなんですが、この時期でいいんだろうかなということを、ちょっと様子を見てもいいのではないのかなと思ってますので、ちょっと意見だけ申し上げます。 ○高木秀隆 委員長 以上でよろしいですか。  次に、第2項保健体育費。 ◆大西洋平 委員 ここでは仮称新左近川親水公園ラグビー場管理経費についてお伺いをしたいと思います。まさに去年の今頃は、日本で行われましたラグビーのワールドカップで日本中が熱狂に包まれていた時期でございまして、その後、日本を見渡すと、いわゆるラグビー場というのは熊谷ラグビー場ですとか花園ラグビー場とか、秩父宮ラグビー場とか、本当に限られた施設ということが現状ということで、そこに光を照らして、そして普及も含めてということで国においても、ラグビー場を整備する上での助成金をということで、今年の代表質問でその助成金を後押しに自民党の代表質問でぜひ江戸川区でもラグビー場の整備に舵を切るべきではないかとお伝えしたところでございますが、そのときに区長のご答弁におきましては、ぜひ作りたいという気持ちもあるが、一方でこの予算という非常に重要な課題があって、その中では今まで本区がやってきたように、持ち出しを極力ない形で、道筋ができれば整理をしたいような、そういった力強いご答弁があったわけでございますが、それで、早速、今回いよいよこの施設整備工事含めて7億のご提示をいただいたところでございます。まさに持ち出しを抑えてということで、有言実行という形でそういった区長のご手腕には敬意を表すところでございます。  そこで、いよいよ具体的な話に今後進んでいくわけでございますけれども、やはりせっかく整備をする中で、今回もちろんラグビー以外でも多目的で使える施設ということでございますが、やはり一番重要な皆さんが心配するのは、この利用する上での安全面のところだと思っております。  そこでまずお伺いしたいのは、この当該地につきましては、皆様ご承知のとおりコンクリートが突出しているところございますし、鉄柱などございます。ですので、そこを万全にしていただくわけで、これからいろいろと設計を練っていただいているわけですし、工事も入るわけですが、まずその安全面です。例えば手法に対してラバーないし、いろいろとそういった整備もできますし、まずその安全面についてのその周辺の要は打撃というか、接触ですね。それに対してどのように課題認識を捉えていらっしゃって、そしてどういうふうにやろうかと、その展望があればまずお聞かせをいただきたいと思います。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 このラグビー場整備でございますけれども、ご案内のとおり新左近川親水公園の駐車場の上部に増設するものでございますので、安全対策は十分にしなければいけないと認識しております。  一つは上部ですので、転落防止柵をきちんと整備する。それから、道路にも面しているところでございますので、防球ネットをしっかり整備したいと思っております。  それから、屋上ということ、駐車場の上ということで、コンクリの話がありましたけども、そういったところも含めて安全面には万全を期したいと考えております。
    ◆大西洋平 委員 ネットなどいろいろで整備をしてくださるということで、安堵をしていますし、さっき私がお伝えした、さらに踏み込んだ形で、やはりいろいろと現場と申しますか、そのプレイヤー目線についていろいろとヒアリングをさせていただく中でも、やはりその周りの先ほどラバーという具体的な話をしましたけど、やはり手法に対してのその体の身体的なところもそうですし、視覚的な要素もこれ大きいと思ってますから、ぜひ手法それぞれ研究していただいて、ぜひ全ての面に対してじゃないですけど、対してというか、ぜひ万全な体制を整えていただきたいと思いますし、引き続きいろいろとヒアリングもしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  もう一点は、今回この人工芝になるということでございますので、その人工芝についてお伺いを少ししたいんですが、人工芝でもいろいろと種類がございます。10年前に比べたらかなり種類が増えていますし、選定していく上では環境面の配慮はもう当たり前のことでございますが、やはり重要なところは先ほど安全面の視点と伝えましたけれども、どれだけその耐久性があってということで、実際プレイする上でどれくらいその適しているかということで、これからいろいろと選出をいただくわけでございますが、そこで先ほど冒頭申し上げたように、これはラグビーだけの競技をやるところではございませんので、多目的ですけれども、一方で、ラグビー仕様の人工芝については少し長かったりとか、あるいは切れづらいけれども、それで切れなければいいというわけじゃなくて、多少その切れる強度、伸び率、これは専門的に言うとパイル強度と言うらしいんですけれども、がある程度しっかり適しているのが安全面でいいというようないろいろな声があって、そのある意味ラグビーに適している芝については、ほかのサッカーですとかアメフトですとか、他のスポーツについても非常に相性がいいといろいろな意見があるわけでございます。  そこで、これから選定をしていくわけですけども、だから私がここで言いたいのは、かと言ってじゃあラグビー仕様の人工芝にすると、そうすると、そのノウハウが例えば1社しかなかったら、そこだけがエントリーというふうになっちゃうので、だからそれが競争性の観点から行けばそれではなくて、それも一つの研究していただいて、だから幾つか仕様を絞らないで、ぜひ広く広げていただいて、その上でいい形の人工芝をやっていただきたいと思っています。  安ければいい、高ければいいというわけじゃないですし、だからもちろん学校の人工芝とまた別な視点で、ぜひ非常に重要なんです、人工芝というのは。これから皆様になれ親しんでいただけるように。  区長の答弁にもありましたけれども、競技で使わないときは、近隣の子どもたちに開放をして、まさにその触れてもらうとか、そういう形でいろいろな視点があるわけでございますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  いずれにしてもラグビータウンという埼玉県の熊谷市がいろいろとやってますし、今ちょっと目は違いますけれど、シティプロモーションとかそういう意味では、非常にこのラグビーに視点をある意味当てていただいたということは、大きな可能性があると思っておりますし、何よりも先日クボタのクボタスピアーズといったラグビーのトップリーグのチームと提携をして、早速トップリーグの選手が江戸川区陸上競技場ですが、江戸川区の子どもたちに早速交流をしてくださったということで、だからやはりこのレガシーの共有と、昨年の盛り上がりをぜひ継続していくという意味では、あらゆる手だてを取ってくださることに対しまして、改めて私どもとしては大いに歓迎をしているところでございます。  いずれにしても、様々なこれから魅力発信とか、別な目ですけど、そういうのがあるので、こういった形の一つの本区の特色として、ぜひ大きなこのグラウンド整備ということで大きな一歩を踏み出していただいたわけですから、ぜひこの実現の一歩というのは非常に大きいと思っていますので、引き続きよろしくお願いをしたいと思います。  多目的です。多目的でございますので、よろしくお願いいたします。 ◆竹内進 委員 今、大西委員のほうから、様々意見要望がありまして、我が会派もこれ非常にこれは大事なことだと思っていまして、再確認でちょっと質問させていただくんですけれども、当然昨年のワールドカップ、ラグビーの、その様々なもののレガシープロジェクトということで、これが様々なことでなったということなんですけれども、再度この至った経緯というか、経過といいますか、それをもう一度ちょっと教えていただけますか。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 今おっしゃっていただいたように、昨年はラグビーワールドカップで非常に国全体が盛り上がった状況でございました。国がそのレガシーを残そうということで、ラグビーの環境整備を目的とする交付金を創設したところでございます。  江戸川区としましても、このワールドカップに合わせましてトライプロジェクト、それから今年はそれに続くレガシープロジェクトを進めているところであり、その一環としてこの交付金を活用して、ラグビーができる環境整備をしようということで実施することに至ったものでございます。 ◆竹内進 委員 この財源といいますか、今、課長のほうで一部答弁いただけましたけれども、この財源というのは確認なんですけども、区の負担というのはゼロなんですかね。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 今回、補正で計上させていただきました7億500万余の工事費でございますけれども、これにつきましては一つは今申し上げました学校施設環境改善交付金の中にできました、ラグビー競技を実施できるスポーツ施設整備事業、これの交付金を活用いたします。それからもう一つ、都市計画交付金、こちらを活用いたします。それから財政調整交付金、こちらも活用いたしまして、区の負担はゼロで実施するものでございます。 ◆竹内進 委員 これ大事なことは、これ本当に区の負担がゼロで出来上がるということが、非常に大事な視点だと思うんです。これに至るには様々な方々のことがあったと思うんですけども、やっぱりその大事なことはアンテナをしっかり持ちながら、いろいろな形で国だとか都だとか、そういう交付金が出るよということをしっかり捕まえて、それで区の負担がゼロでこのような素晴らしいものが出来上がるというこの観点が、非常に私は大事なことだと思いますので、今後のことも含めましてこれ非常に大事な視点だと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  それと今度逆に、今度利用者の立場から何点か質問させていただくんですけれども、当然様々なスポーツをここでやったときに、その更衣室だとか、あと例えばはシャワールームですとか、そういう使用者の立場に立った施設というのが、どのように考えていらっしゃるのか。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 今回のこの7億余の工事費の中には、旧公園管理棟改修いたしまして、事務室、更衣室、シャワー室、ロッカー室などを装備した管理棟を整備する予定でございます。 ◆竹内進 委員 本当はその区民の方も含めまして、その使っていただく方々が本当にこの施設いいねと、使いやすいね、ちゃんと更衣室もシャワー室も全部整ってるねというのが非常に大事なことだと思いますので、本当にその使い勝手のいい施設を、またこの整備をよろしくお願いをして、要望として終わります。 ◆本西光枝 委員 人工芝にするとのことです。まず、なぜSDGsを目指してる本区が人工芝にするのかということをお聞きします。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 これはこの施設を通年利用していただくために、人工芝を採用いたしました。 ◆本西光枝 委員 えどがわエコセンターの催しにちょっと行ってきたんです。「プラスチックゴミの海洋流出を止めよう!考えよう、プラごみを減らす生活」というものなんですけど、・・・・・・・・・・・がお話しくださったんですけど、プラごみが川から海に流出しており、マイクロプラスチックと呼ばれる5ミリ以下のものが問題だそうなんです。河川敷なので確認できるもので一番多いものが、何と人工芝だということだったんです。  プラごみの何が問題かというと、太平洋にあるミッドウェー島が無人島であるのに、その島に住むアホウドリが餌と間違えてプラごみを食べて餓死をしていると。その映像も流れたので見ました。日本からのごみだそうなんです。どう減らしていくのかを真剣に考えていかねばならないと思ったんですが、この点はいかがでしょうか。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 私たちもSDGsの観点からも、このマイクロプラスチックごみを減らすというのは当然大事なことだと思っております。  今回、先ほど大西委員からも人工芝はどういったものがいいのかという中では、競技の性質に合ったものの中でも、やはりしっかり強度があるものを採用していかなければいけないというふうに考えております。  それから、もう一点は、排水溝の手前にフィルターを設置しまして、万が一切れたこの人工芝を流出しないような防止策を講じる予定でございます。 ◆本西光枝 委員 今、フィルターを設置するということだったんですけど、マイクロプラスチックというのが有害物質を吸着する性質があるので、食物連鎖によって濃縮されてくるということの問題があるんです。そのようなことがあるから、流れ出ないようにしていくということは大切だと思うんですが、そのフィルターを設置というところで、そういったところについても何か定期的にちゃんと清掃を行うとか、そういった手入れというのはされていくのでしょうか。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 それは当然いたしてまいります。 ◆本西光枝 委員 対策を講じるということではあるんですけども、やはりSDGs観点からも、地球温暖化の観点からも、ちょっと新たに人工芝の施設を作ることについては、本区の方向性とは合致していないと考えますので、この人工芝化については見直しを求めたいと思います。  また、もしも今後小中学校に導入していくお考えがあるようでしたら、きちんとメリットとデメリットを出していただきたいです。足立区のは小学校昨年視察したんですけど、確かに子どもたちは寝転んだりとか、座ったりとか、本区の学校の過ごし方とは異なる風景で伸び伸び遊んでいたということもありますが、災害時にも避難所となる学校施設ですので、そういった場合車は止められませんし、人工芝ですと火も使うことができませんので、校庭を人工芝生化していくことには反対ではあるわけです。  やはりプラスチックを削減する、環境を考えていくということを優先していただきたいと思います。 ◆瀨端勇 委員 このラグビー場の建設についていろいろな角度からのご質問がありまして、大体理解はできたんですけど、今、本西委員もおっしゃったようないろいろな多面的な角度から、やっぱりこういった場合に検討していくことが大事だなというとは私も感じました。  改めてこれ明らかにされていると思いますけども、スケジュールとかそれから財源は分かりました。それから用途についても、先ほどから多面的な多様な使い方、多目的ですか、そういう施設にするんだというようなお話なんですけども、具体的にどういった多目的施設になるのか、ちょっともう一回教えていただきたい。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 こういったフィールドを使って実施する競技は、ラグビーのほかにもサッカーですとか、アメフトですとか、様々ございますので、そういったフィールド競技にも対応するような形で、ぜひ幅広く使っていただきたいと思っております。  それから、スケジュールでございますけれども、今回はこの補正を議決いただきました後に、入札をかけ発注という流れになります。今年度末には着手をし、令和3年度末に完成するということで、令和4年度当初からご利用いただくことを今想定しております。 ◆瀨端勇 委員 ちょっと全く違う目というか、違う用途なんですけども、例えばスポーツ施設例として、2017年度に小岩小学校に相撲の土俵が建設されたわけです。これ3,000万円ぐらいかけて作られたということなんですけども、これはちょっと仕様がどうなっているのかということが、ちょっと地元からも声が上がってるということもあって、それもし分かったら、どういうふうに使用されてるかということを参考に伺えればと思います。 ○高木秀隆 委員長 これは目が、スポーツ振興課で答えられるんだったらいいけど。 ◎塚田久恵 スポーツ振興課長 今年度この小岩の相撲場の活用ということで、スポーツ振興課も当初の予算のときにご案内したように、どすこい相撲プロジェクトということで計画しておりましたけれども、残念ながらコロナの対応ということで、こういったことが今できてない状況でございます。学校にある施設でございますので、また学校とも相談しながら、活用については今後検討したいと思います。 ◆瀨端勇 委員 ちょっと目が違って失礼したんですけど、ちょっと違って。ただ、でも同じスポーツ施設で仕様の問題でそうならなければいいんじゃないかという声の中から、使われているとは思いますけども、やっぱり税金を使ってやられることなので、区の税金は持ち出しなしというようなことなんですけども、やはり区民から見れば同じ税金なので、私たちもラグビー場の建設それ自体には反対ではないわけですけど、いろいろと環境対策とか、さっきご意見があったようなこともよく慎重に検討する必要があるんじゃないかなというふうに思います。  それから、どうせ建設するのであれば、やはりできるだけ多くの区民が利用できるような施設として、子どもにもということがありましたけど、そういう施設になるように要望したいと思います。 ○高木秀隆 委員長 それでは、次に、第9款生活振興費。第1項地域振興総務費。 ◆中道貴 委員 ここでは、地方公共団体情報システム機構交付金というのがございまして、これどういう団体かなと思ってちょっとお聞きしたいんですが、目的としては公共団体の行政事務の合理化と住民福祉の増進に寄与するという1項目が、多分これが目標として趣旨としてあると思うんですけども、この情報システム機構のこれまでの経緯と現状の活動内容について教えてください。 ◎小島善明 住基・個人番号制度推進課長 地方公共団体情報システム機構についてお答えいたします。  こちらの地方公共団体情報システム機構につきましては、2014年、平成26年4月に地方公共団体情報システム機構法という法律に基づき設立された地方共同法人でございます。  今、委員さんからお話のありましたように、この法人につきましては、この地方公共団体の行政事務の合理化等を目的ということで設立されているものでございます。  なお、この情報システム機構につきましては、その前身が1970年に設立された財団法人地方自治情報センターというものでございまして、それが改変して今このような姿になってございます。  なお、現在この情報システム機構の主な業務といたしましては、住民基本台帳のネットワークシステムの運営であったり、マイナンバー制度の情報連携であったり、総合行政ネットワークに運営であったり、マイナンバーカードの発行等を行っているという、そういう状況でございます。 ◆中道貴 委員 全国の地方公共団体がこれに参画をしているようですが、その次に今度交付金なんですけども、財源は国庫支出金をほぼほぼ全額使って、この交付金4億1,178万7,000円が支出されるようですが、この交付金の金額の算定の根拠を教えてください。 ◎小島善明 住基・個人番号制度推進課長 こちらの地方公共団体情報システム機構への交付金の算定根拠ということでございます。  まずこちらにつきましては、このマイナンバーカード等の発行管理につきましては、省令に基づきまして今委員さんございましたように、全国市町村で共同で委任をいたしまして、それを交付金として支出しているものでございます。  その算定根拠といたしましては、令和2年度の交付金上限額、こちらは個人番号カード交付事業費補助金に係る政府予算額と同額ということになりますけども、これとこれに対して平成31年1月1日現在の住民基本台帳人口による案分により算出されまして、それが今回6月末付けで機構から示されたものでございます。 ◆中道貴 委員 人口の案分ということですね。  ちょっと気になったのは、その財源が国庫支出金と一般財源に分かれているんですけども、一般財源というのは何か妙ですね。1と書いてあるのは、これ1,000円だと思うんですが、なんで一般財源で1,000円だけこれ出ているんでしょうか。 ◎小島善明 住基・個人番号制度推進課長 1,000円につきましては、これは端数の関係でございまして、こちらにつきましては10分の10、全額国庫補助ということになってございますので、こちらのほう処理の関係ということで、ご理解いただければと思います。 ◎岡部長年 財政課長 これは歳入と歳出の予算計上の仕組みの問題かと思いますけれども、歳入につきましては端数切捨て、歳出については端数切上げということで、どうしても歳入の部分が1,000円不足するものですから、その調整のために1,000円を歳出のほうにプラスしているということでございます。  ですから、国の10分の10、これは間違いなく入ってまいります。 ◆中道貴 委員 計上の仕方の問題なんですね。10分の10、満額国庫支出金。国が満額出して、それを受け取った区がまたこのシステム情報機構にそのまま交付するんですよね。何だかそんなことしないで、国が直接でやればいいのになという気がしないでもないんですが、これは別の話なので結構ですけども、いずれにしてもこの機構さんによってマイナンバーカードの発行の増加しているでしょうから、システムの増強とか体制の強化、こういったものに寄与していただいているんだろうと思いますので、しっかりと連携を取って、お聞きすると2年後を目指してマイナンバーカード100%という大きな目標を国は持っているようですが、本当にできるのかなととても心配なんですけども、ともかく連携を密にして取り組んでいただきたいと思います。 ◆瀨端勇 委員 すみません、私もこの住基・個人番号でマイナンバーカードですけども、ちょっと決特でもいろいろと伺ったと思いますけど、一つはやっぱり区民の間でのこのカードの普及率といいますか、現状はどうかなということと、それから以前この委員会だったか、職員共済組合とかね、そういうことを通じて公務員の職員の皆さんへの普及について、いろいろ国からの通知とかいろいろとあったような記憶があるんですけども、その辺の普及についてどういうふうな取組みをされているか、どうなっているか現状を教えていただきたいと思います。 ◎小島善明 住基・個人番号制度推進課長 まず1点目の区民の現在のカードの交付率、その状況については私のほうからお答えさせていただきます。  10月1日現在で交付率につきましては、約23%といった状況にございます。 ◎笠貴裕 職員課長 職員につきましては、やはり区は推進する立場でございますので、職員については取得を呼びかけているところでございます。  ただ、判断については任意でございます。 ◆瀨端勇 委員 職員に対しては任意ということで、これはもともとたしか法律に基づいてマイナンバー法ですかね、これに基づいてこのカードの取得については任意であると、今、職員課長がおっしゃいましたけど、それがこのマイナンバーカードの私は一番大きい原則ではないかというふうに思っています。  私たちの党は、決特でも言ったかもしれないですけど、オンライン授業とかオンライン診療など一定の条件の下で、そのデジタル化とか、あるいはICT化ですね、この暮らしに役立つデジタル化ということについては、当然賛成だという態度です。  しかし、あらゆる個人情報が全部圧縮されて詰め込まれるマイナンバーカードの強制ということには反対しているわけです。  ちょっと紹介したかも分かりませんけど、2020年の総務省の情報通信白書ですか、これ総務省で細かく詳しくいろいろと調査をした結果ですけど、個人情報を政府に提供することについて、とても不安、やや不安を合わせると78%の回答があったと。不安だと。これは中国とかアメリカやドイツと比べても、一番多いんです。ここにはやっぱり政府に対するこの国民の信頼感といいますか、これをやっぱり個人の情報ですので、その一端が表れているのかなと。マイナンバーカード23%で江戸川区は大分頑張って普及を進めてきているほうだと思いますけども、それでももう何年経っていますか、このマイナンバーカードが始められてから。相当の巨額の税金費やして、何年間もかかって、区もコマーシャルも一生懸命やって、今23%で進んだほうだと思いますけども、やっぱり強制的に加入を勧めるというようなことは、何か菅首相も2年以内にとか言っていますけど、そうすると強制されると法律の原則に外れちゃうんじゃないかなと思いますけども、そういう強制加入については進めていくことについては反対だという態度を意見として述べておきます。 ○高木秀隆 委員長 第1項の地域振興総務費の審査は終わりました。  ただ、84号議案の審査の途中ですが、ここでちょっと10分ぐらい休憩を入れたいと思います。  再開時間は11時30分といたします。  暫時休憩いたします。           (午前11時20分 休憩)           (午前11時30分 再開) ○高木秀隆 委員長 休憩前に引き続き、再開をします。  予算書・同説明書の94ページをお開きください。  第9款生活振興費、第2項商工・農業水産費から審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第10款福祉費、社会福祉費。 ◆大西洋平 委員 ここでは、新法人設立と記載がございますので、お伺いをしたいと思いますけれども、この新法人設立のどのような性質の法人なのかということを、事前にヒアリングをさせていただいたところ、一般社団法人の設立を予定されていて、事業内容については労働派遣事業等を予定しているということでヒアリングさせていただきました。  そこでお伺いをいたしますが、この新法人を設立する狙いと、あとその設立に関して現時点でスケジュールというか、展望というか、スケジュールがもしそういうのがあれば、あわせて教えていただきたいと思います。 ◎白木雅博 福祉推進課長 まず1点目の目的でございますが、本定例会の区長の招集挨拶にもございましたけども、誰もが安心して自分らしく暮らしていくために欠かせない要素としての就労、こちらに関する新たな取組みを着手したいということを目的に、今回この新法人の設立を考えておるところでございます。  2点目のスケジュールでございますけども、スケジュールにつきましては今回この補正予算、皆様方にご承認いただきまして議決された後、今、委員さんからもお話のあった、まずは一般社団法人としての設立の登記の手続を行いたいと思ってございます。その上でその法人格が取得された暁には、これも先ほど委員さんからご紹介いただきました具体的な事業の内容ということで、労働派遣事業、こちらについては厚生労働省の許可が必要ということでございまして、認可条件がかなりいろいろと厳しくございますので、その申請手続の準備をした上で申請をさせていただくということで考えておりますが、その申請手続自体も大体認可まで3か月ぐらいはおおむねかかるというふうに言われておりますので、それらを経て実際にその法人として動き出せるのは来年度、なるべく早い時期というふうには考えておりますけども、来年度以降立ち上げをさせていただくというスケジュール感で今考えておるところでございます。 ◆大西洋平 委員 就労に関する取組みに着手ということ、あとお話ございましたが、その厚生労働省の労働派遣事業のこの許可には3か月程度要するということで、それでこのタイミングでまず議案にということだと思います。理解をさせていただきました。  そこで、今回の補正予算に計上されております、予算に計上されているのは、この新法人設立補助金2,000万円という形になっております。その2,000万円の内容について、事前にヒアリングをさせていただいたところ、開設及び運営資金として新法人を補助するということで事前に伺っているところでございます。  そこで、この伺いや質問に入っていきますけれども、一般的な話、この一般社団法人の設立には特にこの資本金がなくても設立できると伺っているところでございますが、今回2,000万円という金額を示していただいた、この決めた根拠についてお教えをいただきたいと思います。 ◎白木雅博 福祉推進課長 委員さんご指摘のとおり、一般社団法人自体は資本金というものを持たない法人ということになってございます。  ただ、先ほど事業内容で申し上げました労働派遣事業、この許可を厚生労働省から取る際に一つの条件といたしまして、その一法人の運営資金が2,000万円以上あることということが、その労働派遣事業認可を受ける上で必要事項、これは労働者派遣法から派生したその事業関係業務の取扱要領ということに具体的に示されてございますけれども、一法人当たり2,000万円以上運営資金が必要ということになってございまして、これを受けて今回この新たに立ち上げようとしている法人への補助として2,000万円の金額を計上させていただいているという状況でございます。 ◆大西洋平 委員 一法人の運営資産について2,000万円以上という必須要件に基づいてということで、理解をさせていただいたところでございます。端的で結構なんですが、そうすると補助金を支出するということは、この新しい法人との区の関係については、今、実際既存でありますけれども、社会福祉協議会など同様、区の監査対象団体になるという認識でよろしいでしょうか。 ◎白木雅博 福祉推進課長 そのとおりでございます。シルバー人材センター等も含めて、同様の取扱いで補助団体監査等を受けていますし、またこういった予算審議等で皆様方にもいろいろと審議をいただく機会もあろうかと思います。 ◆大西洋平 委員 いずれにいたしても、区長の招集挨拶にもございましたが、先ほど答弁もありましたけども、労働者派遣事業を展開していく上では、招集挨拶にもあったとおり、この障害者や高齢者が就労したくても、そういった機会に恵まれない方々に機会を提出できるような仕組みを作りたいとか、そういう形で力強くお話をいただいておりましたので、まさにその福祉にも力を入れてきた本区だからこその施策であると思いますし、今後素晴らしい期待ができるということで、区民の皆様も大いに期待が寄せられることも十分想定ができるかなと、今思ったところでございます。  いずれにいたしましても、今後は骨格等々の議論については、また今後この定例会以降、いろいろと議会にもという形になると思いますので、またその際にはいろいろと議論をさせていただきたいと思います。大いに期待をするところでございます。 ◆竹内進 委員 今の大西委員の質問と答弁でおおよそ分かったんですけども、私の角度は、今のシルバー人材センターもありますよね。このシルバー人材センターとの関係といいますか、これはどういう形になりますか。 ◎白木雅博 福祉推進課長 この新法人を設立できた暁後も区のシルバー人材センター、今の現在のまま存続ということで考えてございます。ということで、具体的にはシルバー人材センター自体は高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づいた通達等で、今現在もおおむねお一人当たり月10日以内、週にして20時間までの就労というふうに限られてございますので、それ以上、特にフルタイムでやりたいというような高齢の方々のご要望には、今、現実問題としてお応えできないというような側面ございます。そういう方も今60代の方を中心に、やはり収入がもっと欲しいよという方も増えてございますので、新法人ではそういった今シルバー人材センターではできないような分野について取り組んでいきたいというふうに考えておるところでございます。 ◆竹内進 委員 非常に大事な今視点といいますか、観点だと思うんです。やっぱりその本当に働きたくても高齢者の皆さん方が、働きたくてもどうしてもそのシルバー人材センターだと、今、答弁いただきましたけども、週20時間という一つの大きな上限があって、それ以上なかなか働けなかったり、あともう一つの視点は、やっぱりその障害者の方々が、今、様々な雇用をしていただいておりますけれども、そういった障害者の方々の今後のその雇用の在り方、今いろいろな民間の方も官も含めてやっていただいておりますけれども、この辺の考え方に基づいてこの新しい法人を設立されるということで、非常に我々高く評価しておりますし、シルバー人材センターも全国に先駆けて、江戸川区が設立されたものでございます。  それに伴って今回のこの新しい法人も、その全国に先駆けて設立をされるということは、非常にこれは大事な視点だと思いますし、我々も非常にその要望としてもいろいろな形で今言ったような観点も含めて、今後取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 ◆栗原佑卓 委員 ここではひとり暮らし対策経費につきまして、端的にお伺いをしたいというふうに思っております。  コロナ禍の中での減額補正となっておりますけれども、ふれあい訪問員の活動、最近の状況についてなんですけれども、現在こうface to faceといいますか、人と直接接する機会というのがなかなか減ってしまっている状況からというふうに思いますけれども、この現状のふれあい訪問員の活動の状況というのは、どうなっておりますでしょうか。 ◎白木雅博 福祉推進課長 緊急事態宣言のときには、さすがに訪問という形での実際にface to faceの訪問というのはできず、電話による安否確認等に終始したというところでございますが、今現在はまだ全部ではないんですけれども、ご相手の方との意思疎通の中で、訪問が可能な方は訪問をしていただく。なかなか訪問ができないよ、あるいは相手がちょっとまだ遠慮したいよという場合は、電話等で代えさせていただいているという現状でございます。 ◆栗原佑卓 委員 またちょっと派生してしまうんですけれども、このひとり暮らしのご高齢の方も気軽に集えるこの地域の憩いの場であるなごみの家のことなんですけれども、緊急事態宣言中は先ほどもご答弁いただいたように休業、ふれあい訪問員も電話はできなかったと、なごみの家も緊急事態宣言中は休業だったというふうに思いますが、区民の足というのは遠のいてしまっているような状況なんでしょうか。その辺、お聞かせください。 ◎白木雅博 福祉推進課長 緊急事態宣言時は、なごみのほうも居場所機能というのはお休みをさせていただいてございましたけれども、相談業務自体は受付はさせていただいてございました。  今現在は居場所のほうも再開させていただいてございますが、ただ、場所が狭くて、三密になりがちなキャパシティでございますので、人数制限ですとか、あるいは滞在の時間制限、こういったものを取らせていただきながら、うまく運用しているところでございます。 ◆栗原佑卓 委員 やっぱりなごみの家というのは、地域包括ケアシステムの拠点でもありますし、江戸川区でいいますと全世代型の地域共生社会の拠点として位置づけられておりますから、これからさらにそうした場所も増やしていくというような状況と思いますけれども、こういう状況下でございますけれど、やはり行政の福祉のサービスというのを停滞することなく、極力区民の方々に行き渡るようにご努力を引き続きいただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆本西光枝 委員 すみません、ちょっと新法人設立準備事業費について、戻ってしまうんですけど、よろしいですか。
     ありがとうございます。  もう少しお聞きをしたいと思うんですが、この法人を設立する前に同様の事業を民間で行うものがないのかということを、どのように検討したのかということ、そこら辺をお聞かせいただきたいんですが。 ◎白木雅博 福祉推進課長 何か具体的な調査等を行ったかということであれば、それは行ってございません。今後もまたこの法人まだまだこれから立ち上げというところでございますので、当然そういった既に活動されている団体の方々と今意見等は聞かせていただいたところでございますけども、実際に運営に当たってはもっといろいろと話し合いながら、うまく連携していければなというふうに考えておるところでございます。 ◆本西光枝 委員 シルバーとかということなんですけど、民間の求人を見ますと、今や障害者やシルバーに特化した求人サイトがあるかと思います。なぜ、この派遣事業にわざわざ取り組むのかなというところをちょっと思ったところなんです。  今、リモートワークが進みまして、例えば人と出会うということが苦手な方、得意ではない方、精神障害者の方が在宅で仕事ができるということで、入力作業などを請け負うという、こういったビジネスもできていますし、そのほかにもこの新型コロナのことで仕事の仕方というのがとても変化していると思うんです。  ちょっとそれでもう一点確認したいんですけど、就労に対しての相談窓口というのは江戸川区にはあると思うんですけど、その相談機能を強化をして、働き場所を紹介していくということとの違いというのをお聞かせいただけますか。 ◎白木雅博 福祉推進課長 先ほど申し上げたとおり、まだあまり細かい内容をお話ができないと思いますけど、ただ、委員さんからあった相談機能というところは、今のところ一義的には考えてございます。あくまでも労働派遣事業を行ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ◆本西光枝 委員 まだまだこれからということなんですけど、私たちも共生社会を作っていくということには、ぜひとも実現したいと思っておりますし、区の姿勢というものにも賛同しているところです。民間では補えないところのニーズについてということも、先ほど少しおっしゃっていたような気がしますが、既存の仕組みの中でも、その相談窓口とか仕事があって、マッチングができたとしても、仕事場に行くところが難しいということを聞いていたりするんです。例えば精神障害をお持ちの方とかは、就労について意欲はあるんだけども、朝起きられずに仕事場には来ないということもあるんです。  今回の派遣事業についても、仕事は紹介できたとしても、職場にたどり着くことが難しい場合もあるかなと思っております。働いているときのサポートとか、就労を継続するためのサポートとか、そういったことも必要なのかなとはちょっと思っているところです。 ◆瀨端勇 委員 私もこの構想といいますか、新法人設立の趣旨とか目的や概要については、非常に注目し、歓迎というか期待をするものなんですけども、もうちょっと具体的なことでまだ詰まってないのかも分からないんですけども、一応その今後のこうした事業所の職員体制といいますか、どういうことで考えられているか。あるいは通年のランニングコストとか、それから、さっきどなたか全国先駆けてというお話ありましたけど、ほかの自治体の実績などあるのかどうか。そういう点ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎白木雅博 福祉推進課長 体制については、すみません、まだちょっと細かくこの場で申し上げられるような状況ではないので、またそちらが決まり次第おいおいお話をさせていただければと思います。  それからほかの自治体ということですけど、多分先ほど本西委員さんからもあったように、いろいろと個別個別に見ると、取り組まれている民間事業者さんだったり自治体さんはあると思うんですけれども、こういう派遣事業を核にして、今そういった就労がなかなか自分の思いどおりにできないような方々もこう就労に結びつけながらというコンセプトで、全く同じようなコンセプトということであると、実例はないのかなというふうには認識をしておるところでございます。 ◆瀨端勇 委員 非常にこう、誰も取り残さないという角度からの、ある意味では画期的な取組みかなというふうに思っています。  ちょっと事前に伺ったところですと、やはり障害をお持ちの方とか、ひきこもりの方とか、そういう一般の就労が困難な区民の方々などを対象にした仕事の紹介といいますか、斡旋就労支援ということかなというふうに思いますけれども、今ご意見があった、やはりこうなかなかマッチングとか、実際に仕事についてみてどうなるかとか、いろいろな問題があろうかとは思います。ただ、やはり区が目指しているSDGsの目的にかなう取組みではないかということで、非常に注目していますので、ぜひ前進、前に進めていただきたいというふうに要望したいと思います。 ○高木秀隆 委員長 特によろしいですか、そのほかは。  特になければ、委員外発言を許します。 ◆滝沢泰子 委員 一般社団法人ということですが、どうして一般社団法人なのかと、役員はどういう方々になるのか、組織の設置に当たり条例設置はしないのか、それはどうしてか。運転資金は以降どのように賄っていくのか。民業圧迫にならないか検討したのか、5点まずお聞かせください。 ◎白木雅博 福祉推進課長 すみません、ちょっと今、矢継ぎ早に5点言われちゃったんで、あれなんですけれども。  一般社団法人を選んだのは、財団等ですとやっぱり儲け、利潤ということが出てきますけども、一般社団法人ですと利潤追求という部分がございませんので、そういう意味合いで一般社団法人を選ばせていただいているというところでございます。  役員ですが、体制については先ほど瀨端議員さんからの質問にもお答えしたとおり、まだその辺、明確にお答えできる状況ではございません。  条例設置等、必要な要綱と幾つか条例設置は今後、先ほど申し上げたように多分これから半年ぐらい準備、そのオープンまでには少なくても半年ぐらいまだまだ期間を要しますので、そういった間に同時並行でいろいろと準備を整えていく予定でございます。  運転資金については、今回計上させていただいてまずは2,000万円、こちらが先ほど言ったように資本金という考え方ではなく、あくまで運営資金ということになりますので、こういったものを活用させていただきながら法人のほうは運営させていただく形になります。  あと、民業圧迫については、先ほどこれは本西委員さんからも何となくそういうご意見をいただきましたけれども、同じような取組みをされているところは、それぞれ個別個別に見ますといらっしゃると思いますので、そういったところとかよくお話聞き、連携しながらお互いうまく協働できるような、そういった形に進めていければなというふうに考えておるところでございます。 ◆滝沢泰子 委員 運転資金については、事業開始以降2,000万円を使ってしまった後の手当ては、どう考えているのか。 ◎白木雅博 福祉推進課長 2,000万円もどういう形で支出していくかというのは、まだ見えてないところでございますけれども、当然派遣事業が始まれば、今度はそこの収益も出てきますから、そことのバランスで今後検討していく形になろうかと思います。 ◆滝沢泰子 委員 労働者派遣事業等ということですが、これは労働者派遣として登録型を行うのか、常用型を行うのか、あるいは紹介先派遣を行うのか、どのようなタイプの労働者派遣を行うものですか。 ◎白木雅博 福祉推進課長 本当に一般的な厚生労働省が定めた労働者派遣事業を、まずは許可を取る方向で今調整しております。 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。 ◆滝沢泰子 委員 今の質問は一般的な質問ですので、答えてください。 ○高木秀隆 委員長 答弁漏れ。いやいや、発言許可してないよ。 ◎白木雅博 福祉推進課長 登録型ということと、あとは紹介、事業も派遣もやる前提で申請をしたいと考えてございます。 ◆滝沢泰子 委員 常用型はやらないということですか。 ◎白木雅博 福祉推進課長 今、私が申し上げたもののみを今のところ許可を取る予定でございます。 ◆滝沢泰子 委員 派遣を受ける側は、派遣されてくる労働者が障害者であっても、その派遣を受けた会社の障害者雇用の人数に入れることができません。  一方で、障害のある労働のある人を受け入れる派遣労働者として受け入れると、合理的配慮を事業者として障害者差別解消法に基づいて行わなければいけないという状況があります。だから民間で同じようなところがないというのは、このような点も課題だからであります。  これに対して区は、地域の障害者差別解消に関する相談を受ける解決を図る立場なんですが、区の公式サイトでも窓口の案内はなく、令和元年度の相談件数はゼロでした。  この民間事業者での障害者差別解消の取組みについて区は把握をしているのか、まずそこの実態の把握も必要じゃないかと考えますが。あと、区の取組みをしっかりしていく障害者差別解消の、この点どうでしょうか。 ◎森淳子 福祉部長 今の質問についてですけれども、区の労働者、新しい新法人の労働者派遣事業もきちんとやっていくつもりでございますし、障害者差別についてもきちんと取り組んでまいるつもりでございます。 ◆滝沢泰子 委員 区としては派遣を受ける側の事業者にとっては、派遣されてくる労働者が障害者雇用にカウントされないということを認識していますか。 ◎森淳子 福祉部長 法令にのっとってしっかりやってまいりたいと思います。 ◆滝沢泰子 委員 認識しているかどうか、イエスかノーかで答えてください。 ◎白木雅博 福祉推進課長 区としてのカウントというふうにおっしゃっているんですか、それともその法人としてのカウントというふうに。そこちょっとごめんなさい、分からないんですけど。 ○高木秀隆 委員長 質問は明瞭にしないと、答弁ができないよ。 ◆滝沢泰子 委員 派遣されてくる労働者を受け入れる側の事業者にとってです。区も含めてです。受け入れる事業者。 ◎白木雅博 福祉推進課長 区も含めると言われて、区にとってはこれ今回の法人は外郭団体という扱いになりますので、区のカウントというふうに言われちゃうと、そこはならないんじゃないかというふうに認識しますが。 ○高木秀隆 委員長 だから、滝沢議員。質問を明確にしないと、滝沢議員の意図を汲んで答弁はしてくれないから。分からないんですよ。役所は一生懸命答弁しようと思っているけれども。 ◆滝沢泰子 委員 派遣労働者を派遣します。そうしたら派遣労働者を受け入れる事業者があります。その事業者にとって、この派遣労働者が障害者だった場合に障害者雇用にカウントされますか。先方の事業者にとって。 ◎白木雅博 福祉推進課長 すみません、明確に今、イエス・ノーで答えろと言われると、私ちょっと担当として、ごめんなさい、勉強不足で分かりません。 ○高木秀隆 委員長 滝沢議員、分からないと言っているので、後から個別にその福祉推進課長が滝沢議員に話をするということで、いいですか。福祉推進課長。 ◎白木雅博 福祉推進課長 はい。 ○高木秀隆 委員長 これを長くやっても、答弁ができないと思います。  次にいってください。 ◆滝沢泰子 委員 重要な点を認識されておられず、大変残念です。  区はそもそもが直接雇用を障害のある人や、こういったその就労困難な人の直接雇用を推進するような取組みを進めるべきだと思うんですが、これについてはどうなんでしょうか。どう整理されていますか。 ◎河本豊美 障害者福祉課長 就労支援センターにおいて実施しております。 ○高木秀隆 委員長 ちょっとまた話がずれてきてない。今、障害者福祉課長が答えているということは、所管じゃない人が答えているということだよ。ということは、元へ戻してください。福祉推進課長が答えられる質問にしてください。それが目の範囲内だと思います。 ◆滝沢泰子 委員 施設雇用の推進とどちらをどう進めるかという整理はどうされたのか、どうされているのか。 ◎白木雅博 福祉推進課長 そこは区も新法人もその法律の趣旨に従って、のっとって、よりいい方向にいくように、そういうふうには考えております。 ◆滝沢泰子 委員 新法人の設立準備には、余りにも準備不足、研究不足です。 ○高木秀隆 委員長 時間ですので、これで終わりにしたいと思います。  それでは、次にいきます。  第2項生活保護費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第11款子ども家庭費、第1項児童福祉費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第2項児童相談所費。 ◆中道貴 委員 ここでは援助関係費、大変ありがたい寄付金のことでお尋ねをしたいと思います。  この援助関係費350万の補正が上がっておりますが、指定寄付として資料によりますと社会的養護児童への進学時等準備資金助成となっておりますが、この事業の内容を具体的にはどのような子どもさんに対していかなる支援をしていくのか、この具体的な内容について教えてください。 ◎上川光治 児童相談所長 この寄付金につきましては、区内の企業から社会的養護の子ども、社会的養護と申しますのが乳児院とか児童養護施設とかそういう施設にいらっしゃるお子さんのことでございます。そういった子どもたちを支援したいというお気持ちで寄付をいただいたという経過がございます。寄付のきっかけといたしましては、区のチラシをご覧になられて、現在社会的養護の場で生活をしてるお子さんが350人近くいらっしゃるというふうなことを知って大変驚かれたと。そういう中で、ご自分も子育てをした経験もおありになるということで、このような社会的養護の場にいる子どもたちをぜひとも支援していきたいと、そういうお気持ちをお聞きいたしました。  具体的な支援内容でございますけれども、寄付者と相談をさせていただいておりますけれども、そういった施設に入所しているお子さん1人1万円ずつ、子どもの口座に支給をさせていただきます。そしてまたあわせて、そういった寄付者の思いについて、カードで子どもたちに送ることを考えております。そういった状況の中で、子どもの予算の内訳といたしましては、348人分、それから、振込手数料として2万円を計上しているというふうな状況でございます。 ◆中道貴 委員 大変貴重な寄付を繰り返ししていただいている企業、個人の方もおられると思います。そういった方々の真心を、きちっとこういった社会的に養護が必要なお子さんたちに対して支援をするという事業は、寄付があればこそのことでありますから、こういったものが恒常的にこの寄付活動というものを望めるものであれば、新たな事業名で江戸川区ではこういった事業を行っておりますと。よって、ぜひ皆さんの真心の浄財をお願いしたいと、こういう呼びかけにもつながるような取組みも私は期待をしたいと思っているんですが、将来的にそのような課題をどのように認識されているでしょうか。 ◎弓場宏之 子ども家庭部長 今おっしゃっていただきましたとおり、私どももこういった区民の皆様のお気持ちが継続的に続くというようなめどというか見通しというか、状況を見極めた上で、また新たな展開につなげられるものであれば、ぜひつなげていきたいというような思いは持っておるところであります。 ◆中道貴 委員 もうおっしゃるとおりだと思います。江戸川区にそういう受皿がなければ、他区のまちにもぜひ寄付をしたいとおっしゃる方もいるように聞いております。ですから、区民の皆さんから区民の皆さんのために、こういった真心の浄財が、ぜひ活用できますように将来的な発展を目指して、発展というか、より確かなものを目指して進めていっていただきたいことを要望して終わります。ありがとうございます。 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。  次に、第12款、健康費、第1項、保健衛生費。 ◆竹内進 委員 ここでは新型コロナウイルスの感染症の対策関係経費ということで、約3,000万余の予算が計上されておりますけれども、本当に今年の4月に新型コロナウイルスの感染症に対する緊急事態宣言が発令されてから、早くも半年以上が過ぎました。この間、本当に区長を先頭に保健所の関係者の皆さんですとか、様々全職員の皆さん方が本当に一丸となって様々にわたって取り組んでいただいていることに対しまして、心から敬意を表し感謝を申し上げるとともに、本当に高く評価をさせていただきたいと思っております。  それで、今回この補正予算の中で、2,959万余の予算が計上されているんですけれども、このちょっと内容についてご説明をいただければと思います。 ◎深井園子 保健予防課長 お答えいたします。  まず、新型コロナ検査事業等委託料という部分なんですけれども、こちら江戸川区のPCR検査センターですとか、あとは公用車で自宅とPCR検査センター間の区民の方の送迎ですとか、あと病院保有救急車による患者搬送の業務委託等が含まれております。あとは、職員の特殊勤務手当ですとかそういったものが含まれているところでございます。 ◆竹内進 委員 我が会派としましても、斉藤区長のところに4回にわたってこのコロナ対策の緊急要望ということで提出をさせていただきました。その中で一つは、その保健所の人員の増加ですとか機能強化ですとか、あと当然PCR検査の体制の強化ですとか、あと仕事に就いていらっしゃる方の中で、医療だとか介護だとか、あと当然障害者施設ですとか、小さいお子さんを扱っている保育園ですとか幼稚園ですとか、そういった本当に様々働いてる方々に対しまして感染の疑いがある場合には迅速な検査をということで、様々な要望をさせていただきました。今ご紹介いただきましたけれども、PCRセンターの強化という部分は、どういう形になりますかね。 ◎深井園子 保健予防課長 こちらの経費に含まれてございますものは、PCR検査センターを3月まで継続して週3回、4回という形で継続して冬場の発熱者の多い時期にも対応していくためのものでございます。それ以外にも、今、東京都ですとか国ですとかで、高齢者・障害者の施設でのPCR検査の拡充というところは言われているところでございますが、そういった東京都の補助の対象外の高齢者ですとか障害者の施設、また、お子様のいる施設ですとかに対して、PCRの検査の拡充というところを準備していく予定でございます。 ◆竹内進 委員 都議会が10月8日の日に本会議で可決をした中に、その高齢者ですとか障害者施設を対象に、重症化リスクの高い利用者だとか職員へのPCR検査を都が独自で全額補助をするという予算が議決したといいますか、だと思うんですけども、ちょっとこの辺をちょっと詳しく説明していただけますかね。 ◎深井園子 保健予防課長 東京都の補助ですけれども、委員がおっしゃるとおり、高齢者ですとか障害者の主に入所施設等の利用者ですとか職員に対してPCRの検査の補助を行うというものでございます。 ◆竹内進 委員 本当に区民の皆さんが、本当に安心して日常生活が送れるように、引き続き、必要な対象になるような方々も含めまして適時進めていただきたいことを要望して終わります。 ◆瀨端勇 委員 すみません、私も今の竹内委員のご質問と関連でもうちょっと伺いたいと思います。  大体今のご質問で概要は分かったんですけど、一つはやっぱり区内で今連日感染者がやはり拡大していると。連日のように、特に小・中学校の子どもたちの感染拡大とか、それから食品会社の大規模なクラスターが発生したりとかいうような状況で、区も緊急にこの感染拡大ですか、そういった広報も独自に出されて区民への警戒を呼びかけるというような努力もされているわけですけど、やっぱり今のこの区内の感染の状況といいますか、この拡大の状況というのを、一つはどういうふうに見てらっしゃるかなということと、それから今回この補正で、ドライブスルー検査の期間の延長ですとか、軽症者の搬送とか情報の管理とかということもちょっと伺ったんですけど、具体的にどういうふうにこの補正が活用されるのかということをちょっとお伺いできればということと、それから、本会議の答弁で車両の提供といいますか、そういうことがあって、これはPCR検査に活用されるというようなご答弁があったと思うんですけども、その活用の内容といいますか、これはどんなふうに活用されていく予定なのか、どのぐらいの時期にそういう検査に活用されるのか、そういうことが分かったら教えていただきたいと思います。 ◎深井園子 保健予防課長 1点目の感染の状況ということでよろしかったでしょうかね。現在10月13日の時点で、1,170名の合計患者さんが発生しているところでございます。クラスターに関してのお話をさせていただきますと、9月中には6件程度の企業での先ほどのお話のとおり、クラスター発生がございましたが、10月に入ってから落ち着いているところです。そうですね、感染状況に関しましては以上のような状況です。  あと2点目が、申し訳ありません、ちょっと。ドライブスルーの延長ということでよろしいでしょうか。PCR検査センターの延長ということで、現在も週3回、週4回ということで毎週のように検査を実施しておりまして、1回につき大体10名から16名の区民の方が検査を受けている状況です。今現在、区内の医療機関でも大分、唾液の検査が普及してまいりまして、検査体制は整ってきているところなんですけれども、やはり冬場に発熱の患者さんが増えてくるような状況になってまいりますと、ますます検査のニーズは高まってくると思われますので、PCR検査は今後もドライブスルーで継続してまいりたいというふうに考えてございます。  3点目の車両の活用というところでございますが、現在進めておりますのが先ほどもちょっとお話しさせていただきましたとおり、感染拡大のリスクの高い施設へのPCR検査の実施というところで、検査の施設に直接施設の方が赴かずに、こちらから車両で出向きまして、PCR検査ができるような体制を整えていこうと思っておりまして、現在準備中でございます。 ◆瀨端勇 委員 やっぱりかなり感染の拡大があって、それに対する検査の拡充ということが進められてきているということは非常に貴重なことだというふうに思っておりますけども、一つは今お話もあった、今、医師会のドライブスルー検査センターと、これから提供を受ける車両による検査で赴くというようなことも含めた拡充というお話がありました。それから、区内には今70か所ぐらいの医療機関で、唾液によるPCR検査を受けられるというふうに聞いているんですけれども、この方々も基本的にやっぱり医師の診断というか、かかりつけ医とかそういう紹介で検査を受けるのかなと思うんですけども、中にはやっぱりまだ症状は自分としてはないけども、いろいろな都合でその検査を受けたいというように希望される方もいらっしゃるわけですけど、そういう方については、そういう検査機関の紹介とか何か検査を受けられるような紹介ですかね、そういうことはどういうふうになっているでしょうか。 ◎深井園子 保健予防課長 保健所では、やはり有症状の方ですとか、あと無症状であっても濃厚接触の方に関しましては行政検査ということで検査のご案内を行っているところなんですけれども、やはり心配という方に関しましてはおっしゃるとおり自費という形になりますので、自費に関しては保健所のほうではご紹介はしていないところです。 ◆瀨端勇 委員 何かよく分からない面もあるんですけど、医療機関によってはうちの病院ではその検査を受け付けていますとか、それから最近はコマーシャルでもPCR検査やっていますとかいろいろな形で検査を受け付けているような、もちろん自費の検査になるんでしょうけど、社会的検査というのはまだきちっと確立されていないので、そういう区内でも検査やっていますよという受け付けているような医療機関を何か紹介するとか公表するとかそんなこともちょっとできないんでしょうかね。 ◎深井園子 保健予防課長 ちょっと繰り返しになってしまって恐縮なんですけれども、やはりちょっと保健所といたしましては、症状があってしっかりと診断をしていただきたいような方ですとか、患者さんの身近な方で濃厚接触になってしまった方というところに関しまして検査にご案内したいというふうに考えておりますので、自費の方に関しましては、ご自身で検査の施設を探していただいているというような状況です。 ◆瀨端勇 委員 それで、先ほども竹内委員からお話ありましたように、都議会では約15万人分ですかね、30億円の補正予算を組んで検査をすると。特に高齢者・障害者などの社会的なリスクの高い施設への検査をされるということで、これ具体的にどういうふうに江戸川区の場合ですと活用できるのか。何かちらっと前に伺ったときには、区を通さないで直接施設と都でやり取りするようなことも伺ったんだけど、ちょっとそういうふうに具体的に事業のスキームといいますか、それがどんなふうになっているのか分かったら教えていただきたい。 ◎深井園子 保健予防課長 東京都のスキームということでよろしいでしょうか。東京都に関しましては、今委員がおっしゃったとおり、検査を希望しております高齢者・障害者の入所施設の方が直接検査会社のほうにオーダーをしまして検査をするというようなスキームになっているというふうに伺っております。 ◆瀨端勇 委員 東京都のこの補正の内容で都議会は議論の中では、入所施設だけじゃなくて通所施設についても活用できるという答弁があったということですので、できるだけそういった可能な検査を拡大していっていただきたいというふうに思います。特に、この区内での連日の感染拡大、それから今おっしゃった冬場のインフルエンザの流行とともに、これが相まって、やはり感染拡大が心配されるという状況の中で、この感染拡大防止とクラスター発生抑止のために、PCR検査の大規模な拡充をしていく以外には私はその拡大を防ぐ手だては今のところないというふうに思っています。江戸川区は本会議の区長の答弁でも、国や東京都の対策を見極めて、それは見極めて、それとの整合で区として可能な独自の検査、これを拡充していきたいというようなお話だったと思うんですけども、それは具体的にどういうふうになるのかなって。実際には国は都道府県に社会的検査をやってくれと、高齢者リスクの高い施設への検査を進めてほしいと要望はしているけども、予算化はしてないと。東京都は15万人分の30億円の補正予算を組んで、これはリスクの高い施設に検査を希望に応じてやっていただくということは大きな前進だと思うんですけども、そういうやっぱり国や東京都がどういう検査をやってくるのかということにあわせて、区としてはこれから考えていこうということなのか、もうちょっと独自の検査の拡充というか、さっきの車両も提供されてそういうことも考えられるのかもしれないんですけど、その辺どういうふうに理解したらよろしいのかというのを、ちょっと確認させていただきたいと思います。 ◎深井園子 保健予防課長 国のほうでは、やはり感染者の多い地域では高齢者施設ですとか医療機関を対象に一斉定期的な検査の実施を要請するというようなお話です。東京都としても高齢者・障害者の施設等での検査の実施というところで、区といたしましても、やはりこういった感染が発生すると影響の多い施設に対してPCR検査の補助を行うというところで、東京都とかぶらない部分で、東京都の補助が届かない部分の検査を実施していくというふうなことを考えております。それに加えて、届かない部分というところで、学校、幼稚園ですとか、保育園ですとか、小・中学校というところに関しましても、検査の実施というところで準備を進めていきたいというふうに考えております。 ◆瀨端勇 委員 国や都の検査の届かないところに具体的に今お話ありましたけど、そういうところでぜひ一刻も早く検査が拡充されることを要望して終わります。 ◆本西光枝 委員 今、PCR検査の拡充についてのお話があったんですけども、クラスターも発生しているというところで、重症者化しやすい施設のところには定期的にPCR検査を行っていくということだったんですけども、訪問系のサービスというんですか、そういう障害者の通っているところとか高齢者が通っているところ、デイサービスでも今クラスターが発生している状況なんです。そこだと、通常利用者というのはデイサービスのほかにも、訪問介護や訪問看護、あるいは訪問入浴など複数のサービスを利用しています。日頃から感染予防というのは努めているんですけども、やはり認知症の方とか障害者の方に理解していただくことは難しくてマスクをつけることは難しいし、介護職員がマスクをすることを怒る方もいらっしゃるんです。でも、それでもちゃんとマスクをして感染予防には努めていながらケアをしているところなんです。このような状況なので、やはり社会的検査と呼ばれる症状がなくとも定期的に検査できる体制が組めることが望ましいかとは思っております。そうなんですけど、今職場で感染者が出た場合というところで、施設ですとこのように定期的に検査体制を組んでいくということだったんですけど、コロナは自分が発症していなくても症状がなくても、高齢者に移すと重症化するため、仕事をしても大丈夫なのかということ。やっぱり不安を覚える方がいらっしゃると思うんです。厚労省からは範囲を広げて検査をするようにということで通知は出ているかと思うんですけど、濃厚接触者とならなかった場合は、PCR検査を行政検査として受けることができない可能性もあるかと思います。かかりつけ医に相談したとしても、検査に対応していない病院であった場合は受けることができないのかなと思います。なので、クラスターが発生した場合とか、あるいは濃厚接触者が同じ職場にいて不安を覚えたときというのは、やはりどこで受けられるかということをご案内していただきたいと思いますし、本人の経済的な負担なく検査を受けられるようにしていただきたいと思います。 ○高木秀隆 委員長 ほかはよろしいでしょうか。
     それでは、次にいきます。  第13款、土木費、第1項、土木管理費。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第2項、都市計画費。 ◆中道貴 委員 ここでは公園等の整備費のところでお尋ねをしたいと思いますが、これは資料によると古川親水公園パーゴラ改修工事となっております。  また、繰越明許費補正のところにも古川親水公園の予算が計上されておりますが、あわせて全体の具体的な内容を教えてください。 ◎深野将郎 公園整備担当課長 今、委員がおっしゃったように、古川親水公園は、ここ数年でもともと浄化した水を流しておりましたけども、浄化施設の老朽化等に伴いまして、じゃぶじゃぶ池を作ったり少し水の流れを変えてきております。今年度におきましては、昨年供用しました江戸川六丁目のじゃぶじゃぶ池のそばなんですけれども、そこにあるトイレ、手洗い所と、それから駐輪場とシャワーの設備を直そうということで当初予算に計上しておりました。それは約2,100万円でございます。今回、新たに700万余の補正をしているんですが、これはその当該のじゃぶじゃぶ池のところに休養施設、休憩する施設としてのパーゴラがあるんですけども、これが今年の検査の結果、ちょっとクラックがあるということで早く直したほうがいいだろうということでございます。新年度予算にしてしまうと、来年度の7月のじゃぶじゃぶ池のときに間に合わないので補正を組ませていただきました。あわせて、繰越明許にいたしましたのは、当初予定しておったんですけれども、この区域が古川緑地のところにちょっとはみ出たような形で入っていなかったのでございます。それを古川緑地の中に変更して入れることで一定の財源ももらえるということでそういう変更をしております。当初は7月の都市計画審議会で認可の申請をして、10月には事業認可を受けて、もう今頃から工事をやっているという予定だったんですが、たまたまこれコロナの関係で事業認可が12月にずれ込むということがはっきり分かりましたので、そのため工事が年度内には終わらない。なので、繰越明許したと。合わせましたのは、2,100万円と700万円を一緒にすることによって、若干ですけれども経費の縮減にもなると。それから工事も一緒にやることで、地域の方にもほぼ同じ場所でやりますので迷惑が少なくなるということで、今回合わせて繰越明許と補正という形にさせていただきました。 ◆中道貴 委員 タイミングの問題が一番大きいのかなという感想を持ちましたけれども、古川親水公園、世界に冠たる公園ですので、整備を着実に実施していただきますよう、お願いをしたいと思います。 ○高木秀隆 委員長 以上よろしいですか。  次に、第14款、教育費、第1項、教育費。 ◆栗原佑卓 委員 ここでは民間学童クラブ感染症対策補助金につきましての端的にお伺いをさせていただきたいと思っております。  この内容についてなんですけれども、これはマスクをお配りしたりとか消毒液をお配りしたりですとか、そういったものなのでしょうか。その内容について確認したいと思います。 ◎飯田常雄 教育推進課長 こちらの補助金の内容でございますが、通常、民間学童クラブにつきましては、いわゆる小学校の放課後から児童の預かりを行ってございます。しかしながら、小学校の臨時休業期間中におきましては、政府の要請に基づきまして午前中からの開始を行ってございました。この政府の要請に基づきまして午前中から開始を行った部分につきまして、いわゆる人件費等の運営費、またマスクや消毒液などの感染症予防のための経費、これらを補助するものでございます。 ◆栗原佑卓 委員 平日の昼間の人件費がメインだということで分かりました。また最近なんですけれども、学校でのコロナの感染の児童が増えていると思いますが、幸いこの大きなクラスターというのが区内の学校ではまだ発生はしていないというふうに思います。その対策として、やはり3密を避けるですとか消毒をしっかりするという対策というのはやはり重要だと思うんですけれども、より気をつけていくこと、今後、主立った対策として今後、何か区として考えていらっしゃることはあるのかということをお聞きしたいと思います。  また、学校の学級閉鎖とかこういうご判断といいますのは学校独自でされているのか、この2点、合わせてお聞かせいただければと思います。 ◎近津勉 指導室長 今、学校が現在行っている感染症対策でございますけれども、これは文部科学省が改訂いたしました衛生管理マニュアル、また東京都が改訂いたしましたガイドライン、これらを参酌いたしまして、例えば登校時の健康観察、それから手洗いや手指の消毒の指導、せきエチケットの指導、これはマスクの着用も含めてでございます。  それから、可能な限り今委員ご指摘がございました、可能な限りの三つの密を避けての教育活動の実施、こういったことを今後も取り組んでまいるというところでございます。  改めてまた施設の消毒に関してでございますけれども、これについては過剰な消毒は必要ないということでございまして、現在は幼児・児童・生徒がよく触るようなドアノブ、手すりなどなど、こういったところは1日1回きちんと消毒を行うということで行ってございます。  また、学級閉鎖等の学校の臨時休業に関してでございますけれども、こちらも先ほど申し上げました管理マニュアルガイドラインによりまして、陽性者があった場合、必要な範囲を必要な日数閉鎖するということとなってございます。具体的に申し上げますと、例えば、濃厚接触者、陽性者が出た場合の濃厚接触者が多くて、検査に時間を要する場合であったり、あるいは濃厚接触者の特定に時間がかかるような場合、そういった場合には必要な日数、あるいはその学年であったり学校全体だったりということについて、教育委員会と保健所で相談をしながら、保健所のご指導をいただきながら教育委員会のほうで判断をして学校にお知らせをしているというところでございます。 ◆栗原佑卓 委員 やはり感染症対策の防止としては基本的な消毒などの対策が大変重要であることが改めて分かりましたし、休校の判断につきましても学校独自だけではなくて保健所が判断をしっかりして一緒にされているということが分かりましたので、ありがとうございます。やはり学校でクラスターが発生するとなりますと学級閉鎖となりまして、子どもたちの学業等の遅れがさらに進んでしまうと思いますので、ぜひとも学童クラブをはじめとして学校関係の施設でのコロナウイルス対策というのを引き続き万全を置かせていただきたいということを要望いたしまして、質問を終わります。 ○高木秀隆 委員長 ほかはよろしいですか。  以上で歳出の審査は終わります。  次に、132ページから135ページまでの補正予算給与費明細書について、何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。  次に、1ページに戻ります。第2条、継続費ですが、第2表、継続費は、6ページと7ページにあります。  なお、補正予算継続費調書は136ページから141ページに記載されています。  第2条、継続費について何かありますか。 ◆中道貴 委員 ここでは学校改築について、補正予算継続費が計上されておりますが、二之江小学校、それから南小岩小学校、篠崎小学校この3校の学校改築の継続費なんですが、4か年分、合計でそれぞれ44億、42億、39億余り、それぞれ計上されているんですが、ここに至るまでには調査であったり、あるいは設計であったり様々な費用がそれぞれかかっていると思うんですが、ここに載っているのはあくまで建設費というだけだと思いますので、これ以外の費目についてどの程度かかっているのか、押しなべて平均値でも結構ですから教えてください。 ◎石塚修 学校施設課長 改築事業に係る経費でございますが、何点かございます。  まず1点ありますが、今委員のお話にありましたように、設計の委託料でございますが、大体おおむね1億5,000万円程度かかっております。  また、お話にありました調査関係ですが、幾つか調査があるんですが、それらを合わせて大体2,000万程度となっております。  また、仮設校舎に賃貸借で、近年ですとおおむね5億円から6億円かかっております。 ◆中道貴 委員 総額ですると、巷間よく言われておりますが1戸当たり50億という概算見込みだと思うんですけども、当初の見込みから相当金額が跳ね上がってきているんですけども、この増えた増額になった背景というか理由というか、あれば、あるはずなんですけども、どんなものが具体的に上がってきたのか、それを教えてください。 ◎石塚修 学校施設課長 主な要因といたしましては、まず1点あるのは労務単価の上昇があると思っています。また、それと合わせて資材費の上昇も同時並行としてございます。  また、その間にちょうど松江小学校の改築から始めておるところですが、その間にも消費税の税率の上昇なども要因として考えられます。また、そういった中で学校は避難所としての機能もございますので、防災機能の強化など図ってきたという背景も重ねてあることだと考えております。 ◆中道貴 委員 様々な環境によってこういう価格が上がってきてしまった。だから、やむを得ないと思いますけれども、そのためにも基金の積み増しをしっかりとやっていただいて、計画どおり改築が進みますようにお取組みをお願いをしたいと思います。 ○高木秀隆 委員長 次に、1ページに戻りまして、第3条、繰越明許費の補正ですが、第3表、繰越明許費補正は、8ページから11ページにあります。  第3条、繰越明許費の補正について、何かありますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、1ページ戻りまして、第4条、債務負担行為の補正ですが、第4条、債務負担行為補正は12ページにあります。  なお、補正予算債務負担行為調書は142ページと143ページに記載されています。  第4条債務負担行為の補正について、何かございますか。 ◆中道貴 委員 ここでは共生社会実現構想推進事業委託というのが載っております。都市戦略上、本区にとっても今後のこれは目玉事業であるんではないかと私は思っておるんですが、この事業委託について、内容について教えてください。 ◎松岡永祐 都市戦略課長 委託内容でございます。大きく6点ほどございます。  まず1点目ですが、江戸川区が目指す共生社会、これが分かりやすく表現したお子様でも理解できるような絵本、こちらを作ってまいります。  それから2点目、3点目は、2100年までの長期ビジョン、それから2030年までの中期ビジョン、これをそれぞれ指すという形で作成予定でございます。  それから4点目でございます。区民の皆様が目指す共生社会というものが実感できるような、そして参加できるようなイベントを企画運営してまいります。  5点目でございますが、共生社会に向けて先進的な活動を行っております区民の皆様、そういった方々の取材、それからPR活動も行ってまいりたいと考えております。  最後6点目でございますが、これらの上記の五つ、この5点が一体的なプロモーションとして見せられるような、そういった戦略を立案していただく、そういった委託を考えてございます。 ◆中道貴 委員 6点ですね、ありがとうございました。2年度から4年度までの3か年事業となっておりますから、まだまだ具体的なものというのは随分先かなという気もするんですが、その都度、この事業の委託された事業の内容を、その都度またお知らせをいただきたいと思いますので、大変楽しみにしております。よろしくお願いいたします。 ◆本西光枝 委員 すみません、今お聞きして、共生社会というものを広く区民に理解してもらうというところで、そのための見せ方とかプロデュースということに予算はつけるのかなということかと思いました。まだまだこれからなのかもしれないんですけど、共生社会を広く知らせていく先というのは、全ての区民であることが必要だと考えるんですけど、外国にルーツを持つ方は多言語でということとか、障害者に向けては分かりやすくルビつきにするとか、視覚障害者には音声など様々な媒体が必要なんですけども、そういったこともお考えなのかどうかというのをお聞かせてください。 ◎松岡永祐 都市戦略課長 そういったことも検討させていただきたいと考えております。 ◆本西光枝 委員 すみません、それは先ほど分かりやすく絵本みたいな冊子作成とかおっしゃったかと思うんですけど、そのウェブでの広報みたいなことも含まれているのでしょうか。 ◎松岡永祐 都市戦略課長 ウェブでの展開等も含めて、決められた企業と調整してまいりたいと思います。 ◆本西光枝 委員 すみません、先ほど6点の中で、共生社会に向けて様々な取組みをされている区民の皆様の取材活動やPR活動ということをおっしゃっていたかと思うんですね。その人生大学の卒業生もそうでしょうし、区外で活動されている方も様々いらっしゃるとは思うんですけど、そういった方、取り上げられる活動や人というのはどのように選ぶのかというのを、ちょっとお聞かせください。 ◎松岡永祐 都市戦略課長 様々な、我々いろいろな部署がございますので、そういったところにアンテナを張り巡らせて、まずは我々がもちろん把握させていただきたいと思います。そして、委員の皆様からもぜひそういったお声をいただければ、我々の知らない情報も把握できていない情報もございますので、ぜひそういったところでお力添えいただければと思います。 ◆本西光枝 委員 今後に向けては江戸川区でも市民活動を豊かに行うための仕組みがあればいいかなと思っております。例えば、共生社会実現のために住まいを見つけることは大きな課題ですから、空き家活用のためのコンペを行うとか、市民活動が豊かに存在すること、これが必要なので、そしてその活動が切磋琢磨していくための仕掛けみたいなものも作っていくことが必要かなと思っております。本当、共生社会を目指したいと思っておるんですが、目指す社会に到達するまでは、現在の施策ではまだまだ不十分かとは思っております。例えば、重度障害者が働く場合には、これまで重度訪問介護というものは就労には使えませんでした。やっと最近、就労に向けての動きも出てきたところであります。独自事業で既に行っている自治体もありますけども、共生社会を目指すためにはそういったことの周知や希望を取ること、既存の制度との調整というものがかなり必要ではないかと考えるんですけど、庁内での連携というのは、どのように行っていくのでしょうか。 ◎松岡永祐 都市戦略課長 今回、共生社会の実現というところがございますので、これまでも連携は取らせていただいていますので、これまで以上に情報共有をさせていただきながら、それぞれの部署とこの実現に向けて進んでいきたいと思っています。 ◆本西光枝 委員 本当、区民への共生社会の理念の理解というのは、広く全ての方に届くようにしていただくのと、イメージだけが先行して中身が伴わないということにならないように、各課での共生社会に向けた施策の見直しも合わせてやっていただきたいと意見を申し上げます。 ○高木秀隆 委員長 ほか、よろしいでしょうか。  それでは、以上で、第84号議案、令和2年度江戸川区一般会計補正予算(第5号)の審査は終了しました。  採決につきましては、はじめにお諮りしたとおり、第87号議案が終了した後、お諮りいたします。  次に、第85号議案、令和2年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)ですが、予算書・同説明書の13ページをお開きください。  第1条、歳入歳出予算の補正ですが、第1表、歳入歳出予算補正は14ページと15ページにあります。  それでは、148ページをお開き願います。  歳入第5款、繰入金について審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で歳入の審査を終わります。  次に、歳出審査に入ります。  150ページをお開き願います。  第1款、総務費より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第7款、諸支出金。 ◆本西光枝 委員 今回この補正を組むほど還付金の請求が多いのはコロナの影響だろうということをお聞きしたんですけど、決算賃金の中で国保料の減免についてお聞きをしたところ、修正申告を行えば可能な場合もあるということでした。そこで確認をしたんですけども、税務署では納税額が変わる場合は修正申告を受け付けるということだったんですね。つまりは費目を変えるということだけでは認められないということだったので減免が受けられないということになります。困っているのは区民であるんですけども、持続化給付金のほうは国が制度を変えましたけども、こちらのほうは江戸川区は国が示す範囲内で行うということですから、ここは何とかしていただきたいと思うんです。事業収入だと証明できる書面を持っていければ受け付けるようにして、困っているという声があるということを、江戸川区から国に上げて対応していただきたいと思うんですけど、こちらはいかがでしょうか。 ◎加藤英二 医療保険課長 減免対象の拡大ということというふうに捉えて、ご回答させていただきたいと思います。  現在、本区としましては国の財政支援の範囲内で保険料の減免を行っているところでございます。これまでも、知事会や市長会、特別区長会を通じまして国民健康保険制度の多岐にわたる要望、提言等を行ってきたところでございます。また、今年の6月、8月にも行ったところでございます。今回ご質問の対象の拡大の要望でございますけども、窓口におきましてもそういった声をいただいているところでございます。今後、要望や提言を行う機会に他区の意向等を踏まえながら検討を行っていきたいというふうに考えております。 ◆本西光枝 委員 区民は今困っていますので、早急な対応をお願いしたいと思います。 ○高木秀隆 委員長 ほか、よろしいでしょうか。  以上で、第85号議案、令和2年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の審査は終了しました。  次に、第86号議案、令和2年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第2号)ですが、予算書・同説明書の17ページをお開きください。  第1条、歳入歳出予算の補正ですが、第1表、歳入歳出予算補正は、18ページと19ページにあります。  それでは、156ページをお開き願います。  歳入第3款、支払基金交付金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第5款、財産収入。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第6款、繰入金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第7款、繰越金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出の審査に入ります。  160ページをお開き願います。  第1款、総務費より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第4款、基金積立金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第5款、諸支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    高木秀隆 委員長 以上で、第86号議案、令和2年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第2号)の審査は終了しました。  次に、第87号議案、令和2年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)ですが、予算書・同説明書の21ページをお開きください。  第1条、歳入歳出予算の補正ですが、第1表、歳入歳出予算補正は、22ページと23ページにあります。  それでは、168ページをお開き願います。  歳入第3款、繰入金より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第4款、繰越金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第5款、諸収入。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、歳入の審査を終わります。  次に、歳出審査に入ります。  170ページをお開き願います。  第1款、総務費より審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 第3款、広域連合負担金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 次に、第5款、諸支出金。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 以上で、第87号議案、令和2年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の審査は終了しました。  それでは、関連する議案の審査が終了しましたので、順次、お諮りいたします。  はじめに、第84号議案、令和2年度江戸川区一般会計補正予算(第5号)について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第84号議案は原案のとおり決しました。  次に、第85号議案、令和2年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第85号議案は原案のとおり決しました。  次に、第86号議案、令和2年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について原案のとおり決するにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第86号議案は原案のとおり決しました。  次に、第87号議案、令和2年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第87号議案は原案とおり決しました。  次に、第88号議案、住居表示の実施に伴う関係条例の整理等に関する条例について、審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、お諮りいたします。  第88号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第88号議案は原案のとおり決しました。  次に、第89号議案、江戸川区すくすくスクール事業条例の一部を改正する条例について、審査願います。 ◆瀨端勇 委員 すみません、このすくすくスクール事業条例の一部改正条例ということで、今回すくすくスクール内の学童登録の学童クラブですかね、時間延長とそれに伴う補食の復活ということをお聞きしました。これまでも私も一貫してご提案し続けてきた者としては、非常に大歓迎ということで、ぜひ前へ進めていただきたいと考えております。同時に、時間延長とそれに伴う補食の復活ということで、一つは職員の体制ですね。これはどうなるか。  それから、今現在、小規模の学童クラブの場合は職員の方2名で運営されている方もいますけども、こういう場合の延長保育への体制といいますか、その辺はどうなるか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎飯田常雄 教育推進課長 学童クラブの時間延長につきましては、今回ご承認いただきましたならば、来年度から実施でございます。実施できるように正規職員また会計年度任用職員を含めて実施できる体制を整えてまいります。 ◆瀨端勇 委員 実施できる体制をということで、ぜひ万全の体制をとっていただきたいと思います。  今年度、このすくすくスクール学童クラブの対応で、定年退職者、資料を決特のときにいただきましたけども、10名の方が定年退職をされたと。正規職員の採用は9名募集して7名の方が採用されたというに報告を伺っています。今後のこうした正規職員の採用の方針、あるいは時間延長と補食の復活の充実のために正規職員の採用を拡充していただきたいと思うんですけども、そういう方針といいますか、考え方はどうなっているかを伺いたいと思います。 ◎飯田常雄 教育推進課長 先ほどお答えしたとおりになりますが、責任を持って運営できる体制をしっかり確保してまいります。 ◆瀨端勇 委員 ちょっと全部これからなのかも分からないんですけど、さっき言ったように、例えば今も現在も、すくすくスクールの資料なんか拝見すると、非常に頑張っていただいているんですけども、やはり正規職員に比べると処遇とか待遇の面で格差のある非正規の職員の方のみで運営されているすくすくスクール学童クラブが、たしか10校ぐらいあるかなというふうに資料を拝見しました。今年度は会計年度任用職員の方も22名ぐらい採用されているわけですけども、9名募集して7名採用されたという正規職員の方々の採用の枠といいますか、そういう方向を今後ぜひこうした時間延長と補食の復活という中で拡充していっていただきたいということは強くお願いしたいと思います。  それから、これもこれからなのかも分からないですけど、これまで一応育成料とか時間延長するごとになるわけで延長料とかいうことになるかなと思うんですけども、恐らく補食おやつは基本的に従来どおり保護者の方々の負担ということになるかと思うんですけども、そういう場合の就学援助を受給されている方や非課税世帯の方々、これはこれまで延長保育料とか補食の補助なんか、育成料ですね、育成料とか補食の補助なんか、かつてあったと思うんですけども、その辺の考え方といいますか、どんなふうな従来どおりの対応で検討されていくのか、それとも何か新たに検討するのか、その検討の内容も分かりませんか。 ◎飯田常雄 教育推進課長 まず、延長に伴う育成料につきましては、これまでの通常の育成料と同様、生活保護世帯、非課税世帯は免除、また就学援助の世帯につきましては半額というようなところは同様でございます。  また、補食の提供につきましては、これから検討させていただくものでございますので、同様にそういった世帯の方への支援がどのようなものが必要かというものにつきましては、今後検討させていただく予定でございます。 ◆瀨端勇 委員 たしか8年ぶりぐらいですかね、この補食復活していただくわけで、ぜひ少なくても従来どおり実施されてきた補助といいますか、そういう支援はぜひ継続して復活していただくようにお願いしたいなと思っております。 ◆本西光枝 委員 すくすくスクールの時間延長については、ワークライフバランスというものを考えて、保護者の生活時間を取り戻すためにも社会を変えていくことが大切であると私たちは考えております。また、当面は必要とする人もいらっしゃって時間延長を求めてきましたので、このたびの条例改正には異議は唱えません。  今後の職員の体制というのもお聞きしたかったところなんですが分かりましたので、責任を持って運営できる体制を、これからということだったのでお願いしたいと思います。  補食についても再開する方向でということでした。子ども期の成長のために栄養を取ることは大変大切ですので、補食の廃止にずっと反対してきた経過もあります。再開の検討は子どもたちのために大変よかったと思っています。栄養面というところを主眼において、保護者の方ともお話を進めていただきたいと思います。またあわせて、経済的支援についてもお考えいただくことをお願いいたします。 ○高木秀隆 委員長 それでは、お諮りいたします。  第89号議案について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第89号議案を原案のとおり決しました。  次に、第90号と第91号の各議案については、はじめにお諮りしましたとおり、いずれも仮称戸川区松島地区区民施設の新築についての議案でありますので、一括して審査願います。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 それでは、順序、お諮りいたします。  第90号議案、仮称江戸川松島地区区民施設新築工事請負契約について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第90号議案は原案とおり決しました。  次に、第91号議案、仮称江戸川松島地区区民施設新築に伴う機械設備工事の請負契約について、原案のとおり決するにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高木秀隆 委員長 よって、第91号議案は原案のとおり決しました。  次に、第92号議案、上篠崎一丁目北部土地区画整理事業造成工事請負契約について、審査願います。 ◆本西光枝 委員 上篠崎一丁目北部土地区画整理事業造成工事ですが、工事概要に地盤改良工事が含まれております。通常の区画整理事業においては、地盤改良は行いません。しかし、スーパー堤防と一体の街づくりのため、換地先が盛土の上となる権利者と同じ条件である地盤強度にするための工事だと思います。この地区はボーリング調査の結果から、8メートルから10メートルの間に軟弱地盤層があることが分かっています。中層混合処理で行いますが、そもそもなぜ5.5メートルまでの地盤改良なのかは疑問が残るところです。  先日、国交省にヒアリングに行きました。住宅局もいらしてました。そのときに、5.5メートルまでの地盤改良は、住宅を建てるための決まりということをお聞きました。その決まりを守ったからといって災害時においても安全とは言い切れないということでした。確かに、北海道の胆振東部地震では液状化によって建物ごと傾いてしまったということが記憶に新しいことです。浦安でも液状化により建物が傾いたかと思います。飛び換地であるこの土地の地盤改良は区が行いますが、スーパー堤防の一体とまちづくりと捉えれば、北小岩18班と同様に、国と区と地権者の三者の確認書が必要なのではないでしょうか。こちらはどうなんでしょうか。 ◎高橋博幸 土木部参事〔区画整理課長事務取扱〕 今委員のおっしゃった確認書なんですけれども、北小岩については地盤の強度不足が発生したということで、権利者と国と、区も間に入って三者で取り交わしたと。今回につきましては、その北小岩のことを踏まえて、国が宅地としてしっかりどういう基準であるかという有識者会議を行って結論を出して、それに基づいて今回は国と区で協議しまして、今委員がおっしゃったとおり、区画整理の中の公平性を担保するために、スーパー堤防以外のところについてもその基準に基づいて調査をして今回結果として地盤改良をするということで、確認書ではなくてしっかり説明して、なおかつ地盤改良した結果を報告書として各自に説明してご理解をいただくということで進めさせていただきたいと考えております。 ◆本西光枝 委員 たしか北小岩18班のときは、地耐力不足が起こったことから地盤改良をしたという経緯があるかと思います。その後、会議が行われて宅地引渡基準を作成したということはそうなんですけど、しかし、今回の地盤改良も盛土の上に換地をされることと同様の同条件から発生したということなんですが、この盛土に地耐力がなければ、同様に地盤改良を行うということなので、何ら北小岩の状況と変わらないんじゃないかと考えるんですけども、それはどうなんですか。 ◎高橋博幸 土木部参事〔区画整理課長事務取扱〕 北小岩と今回全く違うと思ってます。北小岩については、地耐力不足が発生してそのフォローとして緊急に地盤改良したと。その知見の経験を踏まえて、国のほうが有識者会議でどうやったらしっかり宅地地盤として置き渡しできるかというところを考えてやってきたと。ただ、あともう一点、ちょっと誤解があるといけないので1点として、今ある建物が今回の建築基準法施行令とかいろいろな基準を使って建てるということで、100%安全な土地をやるということじゃなくて、今ある建物が今回地盤改良ですとか区画整理を置き渡す土地ということで、工事をさせていただきたいというふうに考えております。 ◆本西光枝 委員 そういうことをお聞きしても、国の意向で、区の意向で移転をするというところであるなら、やっぱりきちんとしたものをお渡ししなくちゃいけないかなと思っております。  そして、何回聞いても手続は踏めたとしても、北小岩18班のところでやることと結果が同じことになっちゃうんじゃないのというふうに受け止めるわけです。国と区が行う事業によって移転することになったのですから、住民の立場からすれば、北小岩18班と同様に盛土の上に戻る方も、飛び換地に移る方も、国と区と地権者の三者の確認を交わすことは当然だと思いますので、そこは再考を求めたいと思います。  このスーパー堤防事業というのは33年になるんですよね。9月に国交省、ヒアリングしてきました。完全な整備延長は120キロ中の僅か3.4キロメートルで、整備率は2.8%ということなんです。完成の見通しのない事業であり、このような状況では治水計画の体をなしていないと言えるのではないかと思うわけです。  しかも、スーパー堤防事業というのは、二度にわたり検査した会計検査院は、スーパー堤防より通常堤防の整備を優先すべきと指摘されております。なのに、なぜ江戸川区はこのスーパー堤防事業を進めるのかというのは非常に疑問に思います。本当に必要な事業、つまり現実的な越水対策や浸透対策などの堤防強化の整備を遅らせるという点では、致命的な命や財産を守るべき治水事業としては欠陥があると考えます。スーパー堤防の上に人を住まわすのではなくて、堤防は堤防として強化をし、浸水を防ぎ、越水を至る時間を引き延ばすアーマー・レビーなど、効果が実証されているほかの堤防方法への転換を図るべきだと思います。  この議案についてですが、私たちはスーパー堤防と一体のまちづくりには反対の立場です。この事業がスーパー堤防事業への予算づけとなりますので、反対をします。 ◆瀨端勇 委員 私からも、この92号議案について、今、本西委員からご質問と態度の表明がございましたけれども、ちょっとあわせてご質問させていただきたいと思います。  一つは、今回の造成工事の請負契約ということで、契約の金額が2億8,000万余ということで、当初の工事費、当初予算で今年度組まれた当初予算の造成工事費が4億6,000万余だったわけですけど、その辺どういった減額の理由があったのか。それから、今回の造成工事費の積算根拠というのはどういうことなのか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎高橋博幸 土木部参事〔区画整理課長事務取扱〕 当初予算から今回設計金額約3億3,400万で、約1億1,000万の差が出ております。それについては、地盤改良について、当初は北小岩と同じような工法を使うという積算をしておりましたけれども、国と協議を行いまして地盤改良の工法を一部変更ということで工事の縮減に努めさせていただいて、その他、ほかの工事も含めてですけれども約1億1,000万の設計金額になりました。  また、設計金額から契約金額については、契約上の落札の差で約5,000万ということで今お諮りしている契約金額になっているということでございます。 ◆瀨端勇 委員 今回、さっきもありましたけど、造成工事による地盤改良工事を一応5.5メートルまでというふうにされていると思うんですね。基礎を50センチ打って、その下の5メートルを改良するというのかな。それは何かどういう根拠があるんでしょう。 ◎高橋博幸 土木部参事〔区画整理課長事務取扱〕 それについては、先ほど言いました国の有識者会議で決めました、宅地地盤の強度につきましては建築基準法施行令第38条及び第93条、並びに国土交通省告示の第1113号1347号によって、その基準に基づいて宅地の基礎下5メートルを改良するということで、今回設計をさせていただいているところであります。 ◆瀨端勇 委員 いろいろ国の会合とか法律でそれが根拠だというお話なんですけども、私も鮮明に覚えていて、最近もちょっとまた取り出したんですけど、2017年、3年前の6月に発行された江戸川区のこの上篠崎一丁目北部土地区画整理事業、まちづくりニュースですね、ナンバー70というニュースがありまして、その70号のニュースによると、今回の一次移転先って2か所、これ地盤改良をやるんですよね。一次移転先の2か所の、どっちも農地のセロリとかトマトですか、そういう農地の跡地をボーリング調査をやるという結果が発表されていました。調査箇所の1では、地中から2メートルから5メートルのN値というんですかね、地盤強度の値、これが5メートルまでは1から4とされていて、その下、5メートルから8メートルの範囲は、今度N値がゼロから1と非常に軟らかい層であると案内がありました。調査箇所2というところでも、地盤強度は大体同じ傾向で、地中から4メートルまではN値が4から7、その下の8メートルまでのN値は、やっぱり同じようにゼロから1という軟らかい層だというふうに記されているんですね。造成工事というのを、5メートル以下の8メートルまでの地盤が軟らかい層だというふうに示されていて、これはやっぱりその当時は直前に北小岩の一丁目の地耐力不足ということがあって、当然住民の方々からは、その5メートルよりももっと深いところが非常に軟らかい層があるということを区の調査で明らかになったじゃないかということで、そこはどういうふうに見るのかということで地盤に対する疑問とか不安とか、そういうことは非常に強く示されていたと思います。そういう点はどういうふうに理解したらよろしいのか。そこはやっぱり改良の対象にならないのか、本当に不安がないのか、どうでしょう。 ◎高橋博幸 土木部参事〔区画整理課長事務取扱〕 今、委員のおっしゃったとおり、今回の一次移転のところについては地盤調査を江戸川区のほうでさせていただいて、地元にまちづくりニュースということで公表させていただいて、今おっしゃったとおり、うちのまちづくりニュースで5メートルから8メートルは軟らかい層がありますよというのをお示ししています。その後、当然さっきも言いましたように国の有識者会議がありまして、その中で建築基準施行令等の基準を使って、今ある建物だったら建てられるということで5メートル50まで改良すれば大丈夫だという認識の下、今回工事を発注させていただいております。 ◆瀨端勇 委員 5メートルで大丈夫だというような有識者会議のお話ということなんですけども、やっぱり、現実に確かに大きな地震でなければないかも分からないんだけど、例えばやっぱり東日本大震災とか、それからこの間の熊本地震とか、もっと前には新潟の中部地震ですか、いろいろな大規模地震の際には、やっぱり液状化現象って起こっていますよね。かなり地下水位が高いところで、砂状の地盤が噴出するとか流動するとか液状化して地盤が動くというような例が、私たちもこの地元の清新町とか、それから浦安とかあちこちでやっぱりそういうことが散見されました。だから、やっぱり液状化とかそういうことまで考えると、やっぱり地盤が本当に軟らかい地盤の上に多少5メートルまで地盤改良したとしてもどうなのかなという不安が住民の皆さんの間に起こるのは当然じゃないかなというような、素人ながらの感覚を持つわけですね。やっぱり今回、スーパー堤防と一体のまちづくりですから、今回調査箇所になった二つはスーパー堤防の盛土の上じゃなくて、たまたま飛び換地ということで現地盤の上に建てるということなんだけども、やっぱり巨大な盛土がされて、これからはその盛土の上に住宅を建てられる方もいらっしゃる。今回は、すぐ近くまで巨大なスーパー堤防の盛土があるところの隣接、あるいは近隣地域に家が建てられる。そういうことになった場合に、この液状化現象とかそういう大規模な地震が、今後かなりの確率で70%であるとかって言われているわけで、そういう場合の補償というんですかね、賠償というか、そういうのは一体どうなるのかなというところが、やっぱり住民の方々としてはいろいろ不安を持たれるのは当然じゃないかなと思うんですけれども、ちょっとそれは全く素人のばかな考えなのか、そういう点、やっぱり素人の感覚としてはそういう不安を持つのは当然のことじゃないかと思うんですけども、その辺はどういうふうに説明されているんでしょうか。 ◎高橋博幸 土木部参事〔区画整理課長事務取扱〕 今、委員がおっしゃったとおり、まちづくりニュース等で弱い層があるというご報告をさせていただいて、やはり不安に感じられている方も当然多くいらっしゃいます。その中で、同じ話なんですけども、今建っている建物を区画整理事業で移転していただいて建つということで、その地盤はしっかり施行令等に基づいてしっかり改良してお渡ししますよということでご説明させていただいています。その液状化についても、100%ではないですけども、その弱い層が砂ではなくてシルト層なので、液状化は起こりにくいという判定が出ていますけども、それは100%じゃありませんので、その辺は今、自分が住んでいる下の土地、今、従前の住んでいる土地と同じ、それプラスしっかり建築基準法施行令等で決められたものを区として施工者としてしっかり工事をさせていただいてお渡ししますということで全体説明会を行って、一次移転の方については。今現在、全ての一次移転の方についてはご説明が終わって、最終的にはしっかり工事をして書面として報告書を渡して、また終わった時点では全体で説明会をやって、個別でまたご説明させていただくというお約束をして、今現在に至っているところであります。 ◆瀨端勇 委員 最後の意見という感じですけど、課長をはじめ、区画整理部隊の方々が住民の皆さんに対して丁寧にご説明いただいて、できる限り不安を解消するようなご努力をされているということについては、私たちも大変敬意を表しています。ただ、さっき言ったように、本西委員からもありましたように、北小岩一丁目のときは地耐力不足って国の盛んに認識不足、認識不足って書いてあるんだよね、何の認識不足したのかと思うんだけども、国は、ちょっと僕の理解が違うかどうか分からないけど、盛土をした盛土の地耐力と、その上に住宅を建てるとした場合の地盤の地耐力が違うということについて、住宅を建てる場合の認識不足があったということを盛んに繰り返して、当時は認識不足ということをおっしゃっていたように思います。でも、スーパー堤防ってもともと盛土した上に住宅建てる目的でやっているわけだから、何の認識不足なんだよというように言いたくなっちゃうんだけど、当然もともと住宅を建てる目的で盛土しているわけでしょう。そこが認識不足というのも大変おかしいことだったんじゃないかなと思うんですけど、いずれにしても国はたしかやっぱり当時地耐力の不足を江戸川区が発見して、それに対して平謝りで、非常にさっきおっしゃった確認書というのを住民の地権者の皆さんに対して出されています。平謝りですよ。全て賠償します、賠償しますって。確認書はね、全部賠償って書いてある。ところが今回、上篠崎一丁目のこのスーパー堤防と一体の土地区画整理では報告書ということで、何か賠償していただくことができるのか、北小岩みたいに賠償ということがあるのか、そこだけちょっと確認させていただきたいと思うんだけど、どうですか。 ◎高橋博幸 土木部参事〔区画整理課長事務取扱〕 今、賠償ということで委員が言ったように、北小岩についてはそういう確認書を。今、自分が知っている限りでは、その地耐力の関係、地盤改良によって齟齬を生じて何かあったというのは聞いておりません。その中で、今回の上篠崎については同じ話ですけれども、賠償とかというんじゃなくて、しっかり工事をやって確認書を取っていくと。それで、何か問題があったりすれば、当然、住民権利者さんと区の責任、信頼関係に基づいてしっかり協議して解決をしていきたいというふうに考えております。 ◆瀨端勇 委員 やっぱり北小岩のときの確認書と違って報告書というのは何か液状化とか大きなことが起こった場合の賠償もちょっとないというようなお話なので、さっきも委員のお話がありましたけど、こういった賠償責任などを保証する確認書などが締結されないままの本議案は、大事な造成工事だと思いますけども、スーパー堤防と一体のまちづくりの中で示されている議案ですので、私たちも賛成できないという態度です。 ◆大西洋平 委員 今回のこの議案については、一般的なこの地盤が危惧されるようなこういった全国的に見てもこういった工事については、3メートルや4メートルでも地盤改良万全だという、そういった議論や意見をする方がいらっしゃる中で、あえて本区はさらに踏み込んで5メートルという形でやっていただいたと私たちは認識をしております。この事業自体には私たちは賛成の立場でございますけれども、今回議案の審査でございます。特にそれについては明言はいたしません。 ○高木秀隆 委員長 よろしいですか。  それでは、お諮りいたします。  第92号議案について、反対の意見表明がありましたので、採決いたします。  第92号議案、上篠崎一丁目北部土地区画整理事業造成工事請負契約について、原案のとおり決するに賛成の委員の挙手をお願いいたします。 〔賛成者挙手〕 ○高木秀隆 委員長 挙手多数であります。  よって、第92号議案は原案のとおり決しました。  以上で、本日の議案審査は全て終了いたしました。
     次回の委員会は、明日、午前10時から、陳情及び発議案の審査並びに所管事務調査を予定しています。  以上で、本日の総務委員会を閉会いたします。                      (午後 1時20分 閉会)...